Table of Contents
【この記事の内容】
私たちは、中身のない「薄い会話」や雑談を、あまり意味がないものとして捉えてしまいがちです。
しかし、日常生活におけるちょっとした雑談には、私たちの心を満たし豊かにする素晴らしい効果が隠されています。
実際に、こうした何気ない雑談が脳科学的にも非常に良い効果をもたらすことが証明されています。
たとえ浅いやり取りであっても、言葉を交わすという行為自体が心に良い刺激を与えてくれます。
日常の中にこのような「薄い会話」が存在しているということは、私たちのメンタルヘルスを保つ上でも決して馬鹿にできない大切な要素なのです。
【筆者プロフィール】
心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。コーチとしても様々な目標達成に携わる。
著書「感情は5秒で整えられる(プレジデント社)」は台湾でも出版された。
詳しいプロフィールはこちら
「薄い会話」は意外と難しい?苦手意識を感じる理由と心理
薄い会話を敬遠する人もいますが、実は薄い会話は人間関係を円滑にする第一手段でもあります。
また、薄い会話は私たちの心が潤う経験につながるため、日常の人間関係では思いのほか重要なものとなっています。
ところが、この薄い会話、誰にでも簡単にできるものではありません。
世の中には、薄い会話や雑談に対して苦手意識を持っている人が一定数存在しています。
カウンセリングの現場でも、雑談が苦手だという相談は非常に多く寄せられますが、その多くが薄い会話を苦手としています。
雑談が苦手な人は薄い会話に対して「表面的で血が通っていないもの」という捉え方をしがちです。
しかし、そうした会話も実は、人間関係構築にとって重要な役割を果たしています。
薄い会話は、その内容が「薄い」からといって、決して簡単なことではないのです。
どうやって会話を始めていいのか分からないという方も、実は少なくありません。
挨拶プラスアルファの難しさ!必要な「関係性」と「スキル」
薄い会話が難しいとされる大きな理由の一つに、ある程度の関係性がないと成り立たない会話が存在することが挙げられます。
例えば、顔見知りの人と偶然会ったときに少しだけ言葉を交わす場面や、ご近所さんとすれ違う場面です。
立ち話のような短いやり取りは、お互いのある程度の関係性があるからこそ自然に成り立ちます。
日本の文化においては、初めての人や付き合いがあまりない人とは、挨拶だけで通り過ぎることが一般的です。
しかし、お隣さんなどの近い関係性の場合、ただ挨拶するだけでは少し寂しいとお互いに感じることがあります。
そのようなときに「今年は本当に暑いですね」といった、挨拶にプラスアルファの短い立ち話が発生します。
実は、この短い会話をスムーズに行うだけでも、それなりのスキルが必要となります。
会話の技術がある人は、こうした短いやり取りをそつなくこなすことができます。
一方で、スキルを持たない人は言葉が思い浮かばず、挨拶だけで足早に通り過ぎてしまったり、言葉が出ずに頭だけ下げて去ってしまったりすることになります。
「本当はもう少し立ち話ができるようになりたい」と望んでいるにもかかわらず、それができない状態は本人にとって納得のいかない悩みとなります。
雑談が上手な人が実践している「導入」と「遊び心」の技術
雑談が上手な人は、薄い会話を本格的な会話へと入っていくための「導入部分」や「きっかけ」として非常に重視しています。
彼らは最初の当たり障りのないやり取りをきっかけにして、だんだんと話を折り重ね、盛り上げたりする流れをスムーズに作り出します。
最初の形式的なステップで会話がきちんと成り立つからこそ、その後に続く展開が新しく生まれてくるのです。
また、雑談が上手な人は、事務的で浅い会話であっても、どこかその浅さを楽しんでいる点に特徴があります。
形式的で無味乾燥になりがちな会話から、どのようにして血の通った会話へ持っていこうかと、遊び心を持って楽しむ余裕があるのです。
このような会話の技術は、生まれ持った才能ではなく、後天的にトレーニングをして習得できるスキルです。
こうした薄い会話がもともと苦も無く出来る人にとっては「朝飯前」となります。
しかし、苦手な人にとっては高い壁として立ちはだかる場面です。
苦手な人は、この薄い会話の技術を技術として真剣に習得を考えるのが良いと思います。
こうしたスキルは生まれもった素質で決まるのではありません。
後天的なスキルとして習得可能なものなのです。
【結論】薄い会話から豊かな人間関係を築くポイント
雑談(薄い会話)には、脳科学的にも証明されている、心を満たしてほっこりさせる素晴らしい効果があります。
薄い会話は簡単そうに見えて、実はそれなりの技術や、ある程度の関係性が必要とされる奥深いものです。
挨拶にプラスアルファの短い会話を交わすスキルは、後天的にトレーニングをすることで十分に身につけることができます。
雑談が上手な人は、薄い会話の導入部分を遊び心を持って楽しんでおり、それが人間関係を広げるきっかけとなっています。
日常の何気ない会話をただの無駄なものと捉えず、心の清涼剤として楽しむ余裕を持つことで、より豊かで安心できる日々を過ごすことができるでしょう。
【記事まとめQ&A】
質問:世間一般では無意味とされがちな「薄い会話」には、実際にはどのような効果があるのですか。
回答:薄い会話(雑談)は、脳科学的にも心を満たす上で非常に大切であることが証明されています。
世間ではつまらないと思われがちですが、実際には交わすことで心がほっこり温かくなり、安心感や充足感、喜びを得ることができます。
日々の生活におけるちょっとした「清涼剤」としての役割を持っています。
質問:挨拶にプラスアルファの短い会話をすることの難しさと、それが必要とする条件は何ですか。
回答:挨拶に短い会話を加えることには、お互いのある程度の関係性と、それなりの会話スキルの二つの条件が必要です。
日本では面識があっても挨拶だけで通り過ぎることが多いため、プラスアルファの会話をするには、少しお付き合いがあるか、お隣同士で挨拶だけでは気まずいといった関係性が必要です。
また、この短いやり取りにも技術が必要であり、スキルがないと言葉が出ずに頭を下げて通り過ぎてしまうことになります。
質問:雑談が上手な人は、薄い会話をどのように捉えて活用していますか。
回答:雑談が上手な人は、薄い会話を本格的な会話への導入の部分として捉え、その始め方やつなぎ方をそつなくこなします。
彼らは形式的で浅い会話であっても、そこから血の通った会話へどう展開させるかという流れを、遊び心を持って楽しんでいます。
この会話スキルは後天的に十分習得可能なものであり、薄い会話を楽しむ引き出しを持つことで人間関係の幅を広げ、多様な人と仲良くなることができます。
【ポッドキャスト音声配信中】
【自己診断ツール】自己肯定感チェックシート27
自分に自信がない、自己肯定感が弱いなど、自分を否定的に見てしまいがちな人へ。
自分が自分に対してどのくらい自己肯定感を持てているかを診断できるツールです。
27の質問に答え、点数によって自己肯定感度がわかります。
読者6500人以上のメルマガ「幸せな生き方」でもっと読める
こうした内容をもっと知りたいという方のために、さらに深い内容を「幸せな生き方」というメルマガでお届けしています。
読者6500人以上で大きな反響を呼んでいるメルマガがあなたのスマホ、タブレット、PCに無料で読むことができます。ご購読をご希望される方は、下記からご登録頂けます。メールは毎週、心理学、カウンセリング、人間関係、自己実現など、様々な切り口からお届けしています。
購読解除はメルマガの巻末(下部)より、いつでも出来ます。興味のある方はご購読ください。
2万人以上がやった無料心理テスト
悩み別 無料心理テスト&診断 今なら無料でできます。
無料心理テストを試す
【月額2980円のオンライン講座】
たった30秒でできる!プロカウンセラー鈴木が作成した
幸せな生き方、心理学、傾聴・カウンセリングを学習できる「オンライン講座」が好評です。
会員限定サイトの動画セミナー、コラム記事が、スマホ・PC・タブレットから見放題でなんと月額2980円!










