パワハラを上司が・・その対処法


こんにちは、鈴木です。

先日、facebook上で、私のサイトの記事を紹介しました。

毎日100近くアクセスのあるページです。

紹介したところ、ものすごい反響となりました。

「意地悪な人の心理、特徴と人間不信」
http://counselinglife.com/i-phone/?page_id=5716

いじめや意地悪をする人間の心理と背景について書いたページ。

パワハラ、セクハラ、人を平気で傷つけるなど、
自分勝手で我がままな人間について書きました。

こうした人間も、元々はそんな意地悪ではなかったはず。

赤ちゃんの頃は、とてもかわいい赤ちゃんだったでしょう。

でも、いろいろな経験を積み重ね、心がねじ曲がってしまったのです。

そういう人間の及ぼす影響というのは、実に甚大です。

嫌がらせなどに遭った人なら、よくわかるはずです。

人格攻撃を主としていて、しかも執拗に繰り返します。

厄介なところは、仕事や役職を利用するところですね。

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例えば、あなたが仕事で何か失敗をしたとします。

すると、その失敗のフィードバックという形を取って、
こちらの人格否定を執拗に続けるのです。

職場中に聞こえるような大きな声で、
こちらを侮辱するようなことを言います。

それを仕事のミスに絡めて言ってくるので、
こちらは堂々と反論ができなくなるのです。

仕事のミスへのフィードバックと人格否定は別です。

ですが、こうした意地悪な人間は、これをセットでやります。

正論をふりかざし、人格攻撃を行っているかのようです。

だから、反論できないし、ひたすら聞くしかなくなるので、
こちらの精神的なダメージは大きくなりやすいのです。

こうした状況に置かれたら、一体どうすればいいのでしょうか?

主に次の三つが対処の基本です。

1)とことん闘う

2)とことん無視する(相手にしない)

3)転職(転属)する

実際にこうしたケースの相談を数多く受けてきた経験からいうと、
3)転職(転属)が賢明な対処だといえます。

闘うというのは、一見潔く聞こえるかもしれません。

しかし、実際はとんでもないことになります。

反論したら、10倍返ってくる。

他の同僚や部署も巻き込んで反撃してくる。

会社も事を大きくしたくないので、
あまり関わりたくないという態度が多いです。

相談しても、解決行動は消極的なことが多い。

結局、精神的にボロボロになる可能性の方が高いです。

仮に、闘って良い結果になった人もいるかもしれませんが、
万人にお勧めできる話ではありません。

それに、闘ったり議論したりすると、
周りは案外冷ややかに見てしまうものなんです。

議論していても、議論の中身やどちらが正論かより、
「議論している」という捉え方しかされません。

「人を動かす」という名著を残したディール・カーネギー。

そのカーネギーも、著書の中で
「議論に打ち勝つ最良の方法は、議論を避けること」と書いています。

2)のとことん無視

相手の攻撃を上手にかわせればいいのですが、
最近の人格攻撃は巧妙で逃げ場がなくなることが多い。

ですので、無視すればするほど、
これも執拗に攻撃がエスカレートしてくるのです。

闘ってもダメで、かわすこともできない。

そうなるともう、「逃げるが勝ち」なんです。

そんな職場、そんな人間と関わる意味がない。

ただ、転職といっても簡単ではありませんから、
そこは慎重に一つ一つ対応を考えてはいきます。

会社の辞め方から就活の仕方、
転職先のリサーチ、転職後の職場適応の仕方・・・

細かく一つ一つクリアできるように話し合っていきます。

繰り返しますが、最近の職場のいじめ、意地悪は、
本当に質(たち)が悪くなってきています。

仕事のミスと職責をを利用してくるので、
こちらの動きを封じ込めてくるからです。

また、ミスを何度も責められていくと、
中には「ミスをする自分がダメなんだ」と思い込んでしまう人もいます。

自分はミスをするから、人格攻撃を受けても仕方ない。

執拗に責められると、人間はそんな風に
自分を否定するようにすらなることもあります。

こうして心がドンドン萎縮するので、
さらにミスを連発します。

ミスを連発すれば、向こうの思うツボ。

こうした悲劇は、やはり避けなければなりません。

繰り返しますが、ミスへのフィードバックと
ミスした人への人格否定は別です。

本当のフィードバックというのは、失敗を責めるのではなく、
失敗の原因を明確にし、改善行動を具体的に伝えることです。

重要なので、もう一度書きますね。

フィードバックとは

「失敗の原因を明確にし、改善行動を具体的に伝えること」

これのどこにも、人格否定や攻撃の要素、ありませんよね?

無理せず、先ずは自分をいかに守れるかを考えてください。

そして一人で抱え込まず、信頼できる人に相談しましょう。

社内に味方が一人もいないという事態もよくあるので、
その場合は社外で信頼できる人に相談するのがいいと想います。

私たちは、精神的に追い詰められればられるほど、
問題を一人で抱え込んでしまうところがあいります。

そんな時ほど、信頼できる人の力を活用し、
問題や困難を切り抜けていくことも、時には必要ですね。

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以上

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心理カウンセラー鈴木雅幸(コーチ・企業研修講師)のプロフィール

心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。
コーチとしても様々な目標達成に携わる。
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