意地悪な人の心理、特徴と人間不信





パワハラやモラハラなどのハラスメントを始め、いじめなど、意地悪をする人に対して、どう対処し、どう付き合えばいいのか?

一番大切なことは、一人で抱え込まないことです。

そのために、なぜ人は意地悪をするのか?

意地悪な人の心理や特徴を理解することで、適切な対処・付き合い方を知ることができますので、これらを解説させて頂きます。

<目次>
意地悪な人の特徴
意地悪な人の心理(なぜ意地悪をするのか)
学校のいじめと職場のいじめ
注意・指導とパワーハラスメントとの違い
意地悪な人への対処法と付き合い方



意地悪な人の特徴

意地悪な人は、物事を自分中心に捉え、感情的に行動します。

どちらかという不機嫌なことが多く愛想が悪い人が多いです。

人間関係が苦手だったり、内気な人が愛想を良くすることが苦手なのとは種類が違います。

また、自分の都合で愛想を良くしたり、悪くしたりします。

意地悪な人というのは、意地悪な人同士で結びつくところがあります。

集団で個人に意地悪なことをすることもあり、その意地悪を正当化しようとする場合もあります。

相手に対して愛情が無いので、人格を否定するような態度・言動を取りがちです。

同じことをされたら、自分はどんな気持ちがするのか?といった想像力は働きません。

自分の都合の良いように捉えようとするので、物事の道理や理屈を捻じ曲げて解釈したり、捻じ曲がった行動を取ります。

その他、何かしらないけれどいつもイライラしている。

ちょっとした事に必要以上に腹を立てたりキレたりする。

人の失敗をことさら取り上げたり、バカにしたりする割に、自分のミスを認めようとしない。

人のことを不誠実だと騒ぐくせに、自分の不誠実さには鈍感です。

人の話を聞かないで自分の話を延々と話し続ける。

ゴシップが好きで、何かやろうとすると、反対意見や文句ばかり言ってくるという感じです。
 

その他挙げればキリがありませんが、このような意地悪で困った人たちが、あなたの身近にも必ずと言っていいほどいると思います。

こういう人たちというのは、概してとてもパワフルでしつこく、廻りの人間をのみ込んでしまうように巻き込んでいきます。

こちらとしては、そんな人たちの言動が理解できません。

何故そこまで自分中心で勝手なのだろう。

ちょっと意見しようものなら100倍になって返ってきます。

では言わないでおこう。

ところが言わないでいると、そういう人は益々わがもの顔でパワーを発揮し始めます。

その人一人のせいで、職場やクラス、近所の雰囲気が険悪なものになったり、起きる必要のないトラブルが頻発したりします。
 



意地悪な人の心理(なぜ意地悪をするのか)


では、何故、そういう人は、それほどまでに自己中心的で感情的なのでしょうか。

彼らの行動(意地悪)の動機となっている感情は「怒り」です。

自分の中にある怒りを吐き出すため、或いは、怒りそのものに突き動かされて行動してしまうところがあります。

廻りの人間にとって困ったことばかりする人。

そういう人の人生の動機は怒りなのです。

では、その怒りというのは、どこから発生するものなのでしょうか。

メカニズムはこうです。

怒りの人というのは、傷ついてきた人でもあります。

心に深く傷を負う経験や、長期間繰り返し傷つけられる経験をし、そのために怒りを募らせていきます。

ずっと傷つき続け、その傷が深くなっていくと、中にはだんだんひねくれてきて、不満や怒りが溜まっていく人がいます。

そして、溜まったもの(怒り)は吐き出したくなるものです。

そこでどうするか。

怒りを行動に出せば、非行、犯罪、暴力、虐待、いじめ、誹謗中傷行為につながります。

怒りを他人や社会にぶつけると、自己中心的、身勝手、出世や昇進への固執、社会批判、執拗な議論をふっかける、過激な改革論をかざす・・などが考えられます。

もちろんこれらの事象が全て怒りを動機にしているわけではありませんが、怒りを背景にこれらの行動が生まれているケースがあります。

この中でも、人に対しての攻撃性が激しく、自分ではまったく悪いと思わず、怒りを自分以外の他人にぶつけてくる人が「暴君タイプの人」です。

そういう人は悩んだり「自分が悪い」などとは天地がひっくり返っても思いません。

また、暴君タイプの人は、心にダメージを受けた経験からくる不満、寂しさ、憤りから、強い人間不信を形成してしまいます。

自分の心の中に怒りや人間不信があるため、人の心の中も自分の心の中と同じように複雑で怒りに満ちた信用できないものだと思ってしまうのです。

目の前にいる相手や出来事に怒っているようで、実は、心の中の怒りの衝動が露わになっています。

そして噴き出してくる怒りにイライラしたり、何故イライラするのかもわからない自分自身にジレて、ますますイライラしてくるわけです。

怒りが更なる怒りを生み出してしまうのです。

いわれのない怒りやイライラをぶつけられたりいじめに遭う廻りの人間はいい迷惑です。



学校のいじめと職場のいじめ 
 
学校でいじめをする子どもの場合、なぜいじめをするのかを考えると、やはり心に深い傷を負っていることがほとんどです。

傷ついた原因は様々です。

家庭の中で長い時間かけて傷ついたか、事故や事件など、衝撃的な体験をしてトラウマになったか。

学校で傷つく体験をした場合もあります。

その心の傷によって気持が荒み、いじめなどの問題行動を起こしているケースが実に多いのです。

この場合、その行動自体は許されない、否定すべきものです。

しかし、その子の心の傷をケアし、いじめなどの問題行動を起こす必要がなくなる関りを周囲の大人や教師が実践していく必要があります。

この心の荒みは、ケアのタイミングが遅いほど、解決が困難になります。

つまり、このまま解決もされず、大人になった場合や、犯罪や事件にまで発展するようなことになった場合、立ち直りは極めて困難だといえます。

また、職場のいじめの場合、こうした問題を抱えたパーソナリティーの人間が行う場合と、職場や組織が抱えた問題の余波が人間関係や一人一人の心を蝕むことで起きることもあります。

社員や職員が、みな、こころの余裕を失い、ストレスフルな状態になったことで起きるいじめであれば、職場や組織の問題が解決・改善されれば、いじめが起きなくなるケースもあります。

ただ、個人のパーソナリティーや人間性の問題が起因しているのであれば、それはまた別に解決されない限り、いじめや意地悪はやまないことが多いです。 


 

注意・指導とパワーハラスメントとの違い 

注意・指導とパワハラの違いについて解説します。

注意・指導は、その人の問題行動、誤った行動について修正・改善の指摘をする行為です。

だから「具体的」になってきますし、必ず代替行動や改善案を理性的に伝えます。

一方、パワハラは人格否定であり、感情的な態度・反応になり、抽象的な指摘に終始します。

「だからお前はだめなんだ」ではなく、「Aの行動がBという結果を生んだのだから、Cという行動を取ってみてはどうか?」と、行動に焦点を具体的にあてるのが指導・注意です。

また、指導や注意・指示は、基本的には「簡潔」である方が望ましいです。

業務命令という言葉がありますが、命令とは「上司にとっては作業指示」「部下にとっては報酬を得るための第一手続き」と定義されています。

ですから、「作業指示」「報酬を得るための第一手続き」以外の感情的要素や過去の蒸し返し、批判、非難は命令ではありません。 


意地悪な人への対処法と付き合い方 

ではこういう攻撃性の高い、暴君タイプの人にはどう対処していけばよいでし
ょう。

基本的には対処療法しかありません。

あまり深く関わらないことです。

必要以上に関わると、ロクなことがありません。

そんな意地悪な人からは嫌われて相手にされないくらいが健全です。

もしどうしてもある程度の関係を維持しなければならないのなら、おだてることです。

こういう暴君タイプの人は歯が浮くようなおだてや誉め言葉にも本気でよろこんでしまいます。

それは、こういう人は常に人に対して優越感を感じていないといられないからです。

自分を高い位置に置いてくれないと、その相手を攻撃せずにはおれなくなるからです。

また、こういう暴君タイプの人は、悩むということがありませんし、人に好かれたいと思うこともありません。

だから、平気で無神経な言動をしたり、人を傷つけても平気ですし、ひたすら自分を大きく見せることに躍起です。

人間関係を上手くやるには、人との付き合い方に幅を持たせた方が良いと思います。

人によって付き合う深さを浅くしたり深くしたり。

特にこのような意地悪な人、人間不信の心理で人を責める特徴を持った人とは適度に距離を保つことです。

人間関係が苦手な人は、それができずにだれからも一様に深く関わらなければならないと思い込んでしまいますが、自己実現した人は、深い関係を結んでいる友人の数が意外に少ないものです。

千人の友より一人の親友。

これが人間関係を考えるポイントですね。

 

また、こうした状況の陥ると、一人で抱え込みやすいので、必ず信頼できる人、機関に相談しましょう。

理不尽な接し方に対しては、理性的に、けれども毅然とした対応が必要です。

自分一人ではそうした対応が難しいとすれば、信頼できる人、専門家の力を借りることです。 


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