自分磨きで本当に必要なことはこれ


自分磨きというのは、内面的な要素を磨いた方が永続的な恩恵にあずかれます。

自分の内面を磨くとは、自分の人間性を磨くことと同じで、様々な幸せをもたらしてくれます。

外見はいつか衰えていきますが、内面は経験値や知恵、心のあり方など、積み重ねていけるものです。

婚活、男性、女性など、それぞれの自分磨きについて、以下に考えてみます。

自分磨きと婚活

カウンセリングには「婚活」に関するご相談もあります。

そこでは「自分磨き」に関する話題も出てきます。

先ず、婚活で結ばれた人と苦労している人。

この違いはどこにあるのかについて、先にふれておきます。

婚活で上手くいかない、苦労する人の共通することの一つ。

それは、相手を条件付けして、その条件に縛られてしまうことです。

相手の年収、職業、家柄、学歴、年齢、外見・・・・・

こうしたことへの条件がいくつかあって、それ以外の要素に関して、あまり話が出てこないのです。

婚活の場合、特に年齢が30代後半から40代以降になると、生活していく条件がシビアになります。

ですので、こうした条件を重視すること自体、私は当たり前だと思っています。

問題になるのは、そこに「縛られてしまうこと」です。

先ず、相手を条件付けしていると、相手からも条件付けされていきます。

そう、あなたも相手から様々な条件を通して見られています。

そして、実際に会話する際も、内面より外見や外側の条件から見られます。

次に、条件に目を奪われ、相手の内面をまっすぐ視ることが難しくなります。

それに、条件は判断基準の一つに過ぎないはず。

例えば、年収が500万以上という条件で結婚したとします。

で、結婚した後にその人が何らかの事情で年収が半減したら、条件に合わなくなったといって離婚するのでしょうか?

もちろん、そんな簡単な話にはならないですよね。

だから、条件はあくまでも判断基準の一つで、絶対的な条件ということでもないはずなんです。

ところが、段々と自分の中で絶対的な条件だとなってくることがあります。

そうなると、婚活では苦戦します。

逆に婚活で結ばれた人の話を聞くと、実はここにも共通点が一つあるんんです。

結ばれた人の共通点は「開き直った」ということです。

どう開き直ったかというと、条件を手放したのです。

もう、条件なんてどうでもいいや・・と言わんばかりに、肩の力が抜けた感じになったとき、結婚相手が現れた。

証言をまとめると、こんな感じです。

また、共通するのは相手が自分に対し、特別に条件付けしていなかったということです。

これはこちらが条件付けに拘らなくなったことと、全く関係がないとは思えない話だと、私は思っています。

話を自分磨きに戻します。

では、こうしたことも踏まえて、婚活で必要な自分磨きとは何でしょう?

ダイエット、美容、身だしなみ、これらも大いに磨いて良いと思います。

ただ、これと並行して内面を磨くということも必要になります。

内面を磨くというのは、ここでは「人間を磨く」と同じ意味です。

では、どういう方向性で磨けばいいのか?

答えは「人を幸せにできる人間になる」です。

男性であれば、一つには「父性」を磨くといいでしょう。

女性も「母性」を磨くというのも一つです。

また、もっというと男性も「母性」が発揮でき、女性も「父性」が発揮できますので、共に磨くといいでしょう。

婚活での自分磨きというのは、このように「人を幸せにできる人間になる」こと。

そして、そのために必要な要素を自分の中で育てていくことです。

例えば視野の広さであったり、寛容さであったり、前向きさ、優しさ、思慮深さ、誠実さ、理性・・・・・

こうした要素を自分の中で育てて大きくしていきます。

この自分磨きは、自分が幸せを感じやすくなりますし、自分が本当の意味で幸せだと思うこともできます。

ある意味、人を幸せにできる人は、自分が幸せな人です。

別な言い方をすると、幸せとは何かを知っている人です。

幸せだという感覚はどういう感覚か、どういう実感なのか。

それを感覚的に記憶できている人です。

この幸せの感覚があることが視野の広さや寛容さなどにも通じます。

この感覚を知り、育て、人とわかち合おうとすることが婚活成功のカギであり、幸せな家族を築くカギでもあります。

婚活の自分磨きとは、こうした自分の人間性を自ら育てていくことといってもいいでしょう。

自分磨き~男性編~

カウンセリングで様々なご相談を受けて、男性にとって必要な自分磨きとは何かを書いてみたいと思います。

男性というのは開拓者の側面がある存在です。

太古の昔には狩りに出かけ、家族を養ってきた歴史があります。

その DNA から、男性には物事を切り開いていく作業が必要になります。

もちろん、 これは男性に限った話ではありませ。

女性の活躍の場が増えた現代社会においては、女性といえども男性的な側面が求められる場面があります。

女性であっても父性的な要素が必要になることがあるからです。

例えば、 行動力、決断力、忍耐力、理性、論理性、責任能力、問題解決能力なとです。

こうした能力は女性にももちろん備わっているのですが、男性の方がこうした能力を発揮する場面が比較的多いといえます。

男女雇用機会均等法によって、女性も男性のこうした能力を求められる場面もありますが、男女のバランスで言えば男性が思うにこうした責任を担う方がバランスが良い場合が多いといえます。

従って男性が自分磨きをするということは、 こうした能力を磨くということとイコールだと思って良いでしょう。

つまり男性が自分を磨く際には、行動力、決断力、忍耐力、理性、論理性、責任能力、問題解決能力が自分にどれほどあるかと言う問いからスタートすることが大切になります。

男らしさ、女らしさと言うものは、男女の差別や固定概念からというよりも、 それぞれの持ち味を発揮することと捉えると良いと思います。

男性の場合、行動力をはじめとした種々の能力を磨き、 発揮していくことで社会生活を充実して送ることができる可能性が高まると言えるでしょう。

もちろん、筋力、体力もあるに越したことはないでしょうが、それも内面的な要素が揃っているからこそ生きてくる力だと言えないでしょうか。

自分磨き~女性編~

女性が自分を磨くという場合、内面的な要素に加えて外見的な要素が男性よりも多くを占めることは否めません。

否めないというのは、 男性からの視点というよりも、 多くの女性が自ら意識し、 証言していたことでもあるからです。

美容やダイエットなど、外見的な要素、 身だしなみなどを整えるということについては、美容などの専門家に譲るとします。

ここでは内面的な要素に関する「自分磨き」 についてふれていきます。

女性には 母性的な要素だけでなく、父性的な要素もあるということ、 先に触れました。

男性は行動力、決断力、責任能力、問題が解決能力などが磨かれることで得るものが大きいとお伝えしました。

女性が男性よりも能力を発揮できる要素というのは、受容力、社交力、直感力、柔軟性、情緒交流能力、暖かさや優しさ(母性)、繊細さ、 行動力、感情の豊かさなどです。

これも一概に男性には必要なく、 女性にこそ必要な能力というわけではありません。

これらの能力は男性にも場面によって求められ、 時には重要な役割を果たす能力と言えます。

しかし比較的多くの場面で女性がその持ち味を発揮する際には、こうした能力が果たす役割は大きいと言えます。

基本的には男性であろうと女性であろうと、自分に足りないものを補ったり、 自分にあるものや強みと言えるものをさらに磨いていくという捉え方も良いと思います。

その上で、男性的(父性)、女性的(母性)といえるそれぞれの能力について、磨くことで、相互に役割が明確になりやすいところもあります。

現代は女性が活躍する場が増えたので、こうした分け方がそのまま当てはまらない場面も増えてきました。

その場合、女性が父性的な能力を発揮し、 男性が女性的な能力を発揮することで、その状況で補完的な役割が果たせる場合があるでしょう。

その上で、男性だからこそ発揮しやすい能力、女性だからこそ発揮しやすい能力というものもあるということを頭に入れておくと、自分磨きも迷わずにできるかもしれません。

※LGBTというテーマでいえば、男性、女性という区切りではなく、どの能力を磨くことで自分を社会に生かせるか、その状況に対応できるか、あるいは自分が担っている役割を果たしやすいかといった観点で捉え直すことをおすすめします。

自分磨きで得られる幸せとは

いずれにしても自分磨きの目的は、自分の人生を幸せにすることと捉えると、迷いがないかもしれません。

自分の人生を幸せにするということは、自分が人間的に成長することで得られる喜びは実感だと私は思っています。

人間的な成長がもたらす様々な恩恵は、私たちの人生をとても豊かなものにしてくれます。

充実した仕事やライフワーク、豊で暖かい人間関係、学び多く心穏やかに過ごせる日常、 そして自分という人間を大切に思える感覚。

これらは別々に存在するだけではなく、 互いが影響し合い、 連動していくものだと言えます。

自分の人間性を磨けば、仕事も人間関係も充実していきます。

磨かれた人間性は、その人に心を穏やかなものをもたらしてくれるはずです。

人間的な成長に必要なことは、様々な経験です。

その経験ひとつひとつから気づきや学びを得ることです。

すなわち、自分を磨くということは学び続けていくことだと言えそうです。

私たちは自分が人間として成長したと実感できたと、最も大きな喜びを感じるものです。

様々な経験や関わった人たちのおかげで自分が人として成長できたという喜びは、 かけがえのないものであり、感謝の念をもたらします。

自分磨きで得られる幸せというのは、この成長実感とそれに伴う喜びや感謝だと言えるのではないでしょうか。

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心理カウンセラー鈴木雅幸(コーチ・企業研修講師)のプロフィール

心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。
コーチとしても様々な目標達成に携わる。
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