Q1.カウンセリングって結局なにをするんですか?
Q2.カウンセリングと相談と、一体どこがどう違うのですか?
Q3.私の悩みなんか些細なつまらないものだと思います。そのような内容でもカウンセリングしてもらえるのでしょうか?
Q4.カウンセリングを受けることに抵抗があります。カウンセリングを受ける自分は、弱い人間なのではないかと思ってしまうのですが?
Q5.自分の悩みを打ち明けるのは勇気が要るのですが・・・・
Q6.カウンセリングでは、怒られたり、嫌なことを根掘り葉掘り質問されないでしょうか?
Q7.カウンセリングを受けるには、どうしても名前や住所、電話番号を書かなければだめですか?
Q8.面談カウンセリングを継続して受けたいのですが、どの位の間隔(日数)を空けるのが良いのでしょうか?
Q9.カウンセリングを申し込んだ後、やはり受けるのを止めようと思います。キャンセルはできますか?
Q10.相談内容は、どんなものが多いのですか。
Q11.私はうつ病と診断され、薬を飲みながら治療中ですが、カウンセリングを受けても大丈夫でしょうか?
Q12.カウンセリングはどの位続けるものなのですか?どうやって終了するものなのですか?
Q13.カウンセリングの最初に「あなたは○回で終了です」と教えてもらえないのですか?
Q14.私は話すことが苦手で、話すことが無くなってしまわないか心配です。話し続けなければだめなのでしょうか? NEW!
カウンセラーとの対話(50~60分)を通して、自分自身を見つめ直し、カウンセラーと一緒になって、問題を解決するために自由な話し合いや対話を重ねていく場です。
クライエントであるあなたと、カウンセラーが一緒に取り組んで、初めて結果につながります。
ですので、自分の問題を自分の力で解決していきたいという姿勢をもたれている方のほうが、カウンセリングは上手くいきます。
追記:-1
カウンセリングでは、クライエントであるアナタに自分の話したいことを自由に話して頂きます。
話す内容に、特に決まりもありません。思いつくままに話される方、話す内容をノートに整理してきて、そのノートを見ながら話される方。
自分の話したいことが思うように言葉にならず、それでも一生懸命お話しして下さる方、ずっと黙って座っておられる方など、面接の様子は様々です。
追記-2:
カウンセリングが上手くいくかどうかのポイントとなるのは、次の三つです。
1)相談者が本気であること(どんなに辛くても問題を克服したいという思いを捨てない)
2)相談者に防衛がないこと(都合の悪いこと、見たくないことでも、正面から直視できる)
3)カウンセラーとの信頼関係(これはカウンセラーとクライエントの双方に関係します)
相談というのは、相談に来た人に対して、情報や知識を教える、アドバイスをすることです。
例えば、弁護士は法律についての知識や情報を提供し、税理士は税金・税務(財務)についての知識・情報と、それに基ずくアドバイスをします。
そして、相談というのは、具体的な答えがその場でもらえるので、即効性があります。
一方カウンセリングは、クライエントが問題を自分の力で解決するために、カウンセラーは基本的には傾聴と共感的理解に努めます。
クライエントが自由に自分の意思表示をし、自分が思っていること、考えていること、感じていることをカウンセラーに伝えるといった援助的な人間関係(コミュニケーション)によって、クライエントが自ら気づきや洞察を得て、行動の変容を図るものです。
カウンセリングでは、相談と違って、クライエントが自らの意志と力で、自分の問題を解決できるように援助します。ですので、助言や知識の提供は極力しません。
なぜかというと、助言(アドバイス)だけでなく、説明や説得、激励というものは、クライエントが自らの力で問題解決を図ろうとする場合には、援助になるどころか、かえって邪魔になる場合が少なくないからです。
そうした助言などが通用しない状況だったり、心理的にそうした助言を実行できるだけの状態になかったりするからです。
そういった意味では、クライエントは、具体的なアドバイスをもらっても、どうして良いのかわからない。カウンセラーも、どうして良いのかわからない。そういうところからスタートするのが、カウンセリングと言えるかも知れません。
ですから、「あなたはこうなさったらどうですか?」とか、「こうした方がよいですよ」と言われて、問題を解決できるのであれば、もちろん私も積極的に助言します。
しかしながら、アドバイスを受けても、説明や説得、激励をしてもらっても問題を解決できない場合、つまり「それは頭では(理屈では)よくわかっているのだけれど、いざ実行しようと思うとどうしてもうまくいかないし、実行しようという気持ちも起きない」といった厄介な心理的な問題、精神的な問題の場合には、やはり、カウンセリングでは、先ずは精神的な状態の回復や、心理的な問題の解決のために、じっくり時間をかけて取り組みます。
追記:
問題に直面すると、私たちはつい「どうすればいいのか?」と、答えを他人に求めたり、委ねたりしてしまいがちですが、それで得た答えは、結局何も役立たないことがほとんどです。
やはり、成功したカウンセリングを振り返ると、クライエント自身が自分の力で暗中模索しながら、自ら答えを求めていった時です。ですが、そうした道のりは、なかなか一人だけでは辿れないことが多く、カウンセラーはその歩みに同行していく役割を担います。
Q3.私の悩みなんか些細なつまらないものだと思います。そのような内容でもカウンセリングしてもらえるのでしょうか?
カウンセリングをお受けになられる方は、はじめのうち皆さんご自分の悩みをそのように思っているようです。
特に、カウンセリングを初めて受けようかと迷っている方は、そういう葛藤があるようです。
ですが、悩みにつまらないとかそうではないということはありません。
どんなに些細だと思えることでも遠慮なく、気軽に相談なさってください。(^_^)
必ず何かを得られるはずです。
また、自分の問題は些細な、取るに足らないことなのだと思うことが、実は、問題を大きくしていたり、問題の解決を困難にさせているということもよくあります。
本当にお気軽に、雑談するつもりで結構なんですよ。
Q4.カウンセリングを受けることに抵抗があります。カウンセリングを受ける自分は、弱い人間なのではないかと思ってしまうのですが?
カウンセリングを受けると決めるには誰でもとっても勇気が要ると思います。
それこそ、一大決心して、申し込もうという方がほとんどだと思います。
ですから、来談される方は、はじめのうち、とっても緊張されていることも少なくないんです。
ですが、その緊張はものの数分で溶けていきますけど・・・・
私自身もクライエント経験をもっていますから、同じような思いを経験しています。
また、自分の悩みなんて、大したことはないのではいか。「そんなことで悩むなんて」とか、「もっと前向きになってみては」と言われはしないだろうかと、心配になるのも、無理はないと思います。
過去に誰かに相談して、そんなことを言われたことがあれば、なおさら心配になるのは無理もありません。
私は、カウンセリングを受けようとする方をとても勇気ある決断をした人だと捉えています。
カウンセリングでは、自分の内面と向き合います。
これは、ある部分では少し勇気のいることかもしれません。
自分自身の嫌な部分、弱いと思っている部分を直視するというのは、やっぱりちょっと勇気の要ることです。
そしてまた、そのために、人の力(カウンセラーの力)を借りるというのは、更に勇気の要ることです。
人間本気で悩むためには、それ相応の力が要るんです。
ですから、私はクライエントの方、一人一人を心の底から尊敬していますし、勇気もってこられた、そのお気持ちに、精一杯お応えしたいなと思っています。
そうですね。いろいろな意味で、本当に勇気が要ると思います。
せっかく勇気を振り絞って自分が悩んでいることを打ち明けたのにそれをどう受け取られるか、どう見られるかという不安もあるでしょうし、そうした不安がこれまで自分自身の問題や悩みを大きくしていたかもしれません。
カウンセリングではだからこそカウンセラーはひたすら来談された方の話を聞く(傾聴)という姿勢を基本に据えています。
否定をしたり諭したり、説得や下手な慰めや励ましを行わず、先ずは来談された方が伝えたいこと、わかってもらいたいと思っていることを理解することに全力を注ぎます。
あなたが話したいことを話して頂きます。
あなたが話したいように、話して頂きます。
あなたがそれを話したいだけ、十分にお話頂きます。
カウンセリングは、あくまでも相談者の方が主役の対話なのです。
Q6.カウンセリングでは、怒られたり、嫌なことを根掘り葉掘り質問されないでしょうか?
その心配はありません。
なぜなら、そんなことしても、何も解決しないどころか、かえって別な問題が生まれてしまうからです。
カウンセリングでは、クライエントの方のお話をとにかくじっくりと伺います。
ただ、そういうことを心配されるのも、よくわかります。
というのも、以前、私のクライエントの方で、他のカウンセリングルームで、自分の親子関係のことをしつこく何度も質問されて、とても嫌な思いをしたと打ち明けてくださった方もいらっしゃいました。
また、カウンセラーに自分の価値観を押し付けられて、コンコンと説教を聞かされたという方もいらっしゃいました。
カウンセリングというのは人間関係を結ぶことともイコールであると考えますので、そういった対応というか態度は、実に不適切であると考えています。
カウンセリングで、カウンセラーが努めて心がけていることは、クライアントの方のお気持ちや悩みに共感的理解をすること。
そしてそれを言葉によってクライアントの方に適切に伝えるということです。
そして、また、クライエントに対して、肯定的な気持ち(配慮)や経緯をもって接していくということです。
Q7.カウンセリングを受けるには、どうしても名前や住所、電話番号を書かなければだめですか?
カウンセリングにおいては、お名前は必ず頂戴することになっています。
カウンセリングは、一対一の人間関係ですから、名前を知らないままに有料で相談を行うというのは、やはりとても不自然なことであると思います。
また、お互いに、どうしても急に都合がつかなくなった場合のことを考えると、やはり連絡の取れる体制は、どうしても整えておかなければなりません。どうぞ、ご理解ください。
ですので、ハンドルネームなどでのお申し込みは、一切受け付けておりません。
追記:おそらく、「相談という場も匿名で・・・」という感覚では、カウンセリングは上手くいかないでしょう。
全ての人がというわけではありませんが、そうした人の根本にあるのは、強い人間不信だからです。
あるレベルまでの信頼関係が築けなければ、カウンセリングは失敗します。
カウンセリングに限らず、世間一般の面接や面談、電話のやり取りでも、それらを匿名で行うということは常識では考えられないでしょう。
ちなみに、行政の無料相談は匿名で行われますが、成功事例はほとんどないという実情があります。
やはり、優良であり、予約で決められた時間で行い、担当者が毎回同じで、相談者も個人情報を伝えるという関係性の方が、格段に成功率が高いという事実があります。
カウンセリングの基本は「お互いのことを良く知る」ということでもあり、また「お互いのことをより理解しあう」ということでもあるからです。
Q8.カウンセリングを継続して受けたいのですが、どの位の間隔(日数)を空けるのが良いのでしょうか?
通常、カウンセリングというのは、一回に50~60分、そして、一回一回の面接日は、一週間ほどの間隔で行うのが良いとされています。
それは、カウンセリングというものは、対話している時だけでなく、話していない時間も続いていています。
カウンセリングが終わって次のカウンセリングまでの時間に、さまざまな出来事、変化が起こります。
その変化がまた、カウンセリングに影響を与えるからです。
そして、その間隔は、一週間が最も生きた時間になると考えられているわけです。
面接と面接の間にいろいろなことを経験したり、考えたり感じたり、なにかに気づいたり、何かを振り返ったりする。その期間が一週間あれば一番生きたものになると考えられているからです。
しかしながら、それは、クライエントの日常生活その他の事情を無視して言えることではありませんので、一週間というのは、あくまでも一つの目安としてお考えください。
現在、私のカウンセリングに通われている方の例でいえば、週一回から月一回のペースの方がほとんどです。
また、はじめのうちは週一回にしてみて、その後の状態や様子、状況をみて間隔を明けていく場合も多いです。
つまり、毎回「次はどのくらいの間隔にするか」を、相談して決めています。
大切なことは、カウンセリングとカウンセリングとの間の時間を大切に考えていく(扱っていく)ということだと思います。
Q9.カウンセリングを申し込んだ後、やはり受けるのを止めようと思います。キャンセルはできますか?
料金の入金前ならば、その旨をご連絡ください。
入金後のキャンセルについては、なるべくご遠慮願います。
※キャンセルについては、下記のページにご案内がございます。
カウンセリング案内ページ
それから申し込んだまま、何の連絡の無い方がいらっしゃいますが、キャンセル等の連絡は、必ずメールか電話でお願いします。
もちろん、急用や急な体調不良の場合は、ご連絡頂ければ延期できます。
ちなみにこうした事務手続きをいい加減にする人はほとんどいらっしゃいませんが、このあたりを非常にいい加減にされる方は稀にいらっしゃいます。
ちょっと厳しい言い方になりますが、この調子で人間関係や仕事などを万事済ませているのだとしたら、その人の立ち直りの危うさを物語っているといえるかもしれません。
ご相談内容は、それこそ多岐に渡っています。
ですが、一番多いご相談内容は、やはり人間関係や人付き合いに関する悩みや問題についてですね。
これは本当に多いです。
職場やご近所、親戚との関係とか、恋人や友達づきあいなどが多いですね。
あとは、ご自分の性格や生き方についてのご相談も、同じ位多いのではないかと思います。
その他に多いのは、恋愛相談、夫婦・子育て・嫁姑などの家族の問題です。
それから、最近の傾向として、夫婦の問題に関するご相談者の、男性が占める割合が増えてきています。
以前は圧倒的に女性が多かったですので、夫婦の問題についての男性の意識や認識の変化を感じます。
あとは、親子関係について、つまり、クライエントの方が、ご自分の父親や母親とご自分についての悩みや問題を相談するケースも多いです。
また、男性の場合は比較的、自分の生き方や仕事のことについてのご相談が多く、女性の場合は、ご自分の性格や友達(ご近所・父兄同士の)付き合いについてが多いですが、男女とも、やはり、人間関係についてのご相談が一番多いですね。
その他にはうつ病などの心の病などに悩んでおられる方々です。
※うつ病などの心の病の可能性のある方は、必ず精神科や心療内科などの専門医を受診なさってください。
うつ病などの心の病の可能性がある方の場合、私から先ずは専門医の受診を薦める場合がございますのであらかじめご了承ください。
ちなみに私の所にカウンセリングに来られているクライエントでうつ病などの心の病の方は、全員精神科や心療内科に通院し、きちんとお薬を飲みながらカウンセリングを継続されています。
これ以上のご相談内容に関する具体的なことは、守秘義務がございますので、この辺で(^^)。
Q11.私はうつ病と診断され、薬を飲みながら治療中ですが、カウンセリングを受けても大丈夫でしょうか?
基本的には今かかっている(治療を受けている)担当の医師に、カウンセリングを受けても大丈夫かということを確認することをお勧めします。
うつ病といってもその程度や病態は様々です。
あまりに精神的に不安定で気力も無い状態のときには、カウンセリングよりもとにかくゆっくりと休養を取ることが先決である場合もあります。
そこはドクターと相談しながらカウンセリングを受けるかどうかの判断もしたほうが良いと思います。
また、もしその医師がカウンセラーを紹介してくれたり、かかりつけの病院にカウンセラーがいる場合、費用も安く済む場合もありますので、いろいろと比較検討してみるのも良いでしょう。
Q12.カウンセリングはどの位続けるものなのですか?どうやって終了するものなのですか?
先ずどの位続けるかということですが、これは本当にその人によってまちまちだとしかお答えできません。
一回だけで終わるという方も稀にいますが、だいたい少なくて三回、十数回から二十数回という方が多いです。
また一年とか二年以上通い続けている方もいらっしゃいます。
回数は相談内容の深刻さや程度にもよりますし、クライエントの方がどこまで取り組むつもりかによっても違ってきます。
はじめから3回コースや5回コースなどをご利用の場合は、その回数を消化して頂いた時点で、終了するか継続するかをお決め頂いています。
どうやって終了するものなのかということですが、これは基本的にクライエントの判断を尊重しながらカウンセラーと相談の上で決めるというのが基本です。
だいたいクライエントの方の「今日で終了したいと思います」「これからは一人で取り組んでみます」「もう大丈夫だと思います」という言葉を以て終了となる形が多いものです。
稀に私の方から「終了されても大丈夫ではないですか?」「一旦終了されて、様子を見てみて、必要があると思ったらまた来られてみてはいかがですか?」と言う場合もありますが、だいたいはクライエントのほうから終了を告げていかれます。
また、カウンセリングがそろそろ終了の時期にきているということは、お互い言葉にはしなくてもカウンセラー側もクライエント側も何となくわかってくるというか、そう感じているものです。
敢えて言葉にしなくても言外に通じあうものがあったり、それまでの進展具合によってお互いに手応えを感じていたりすることがあるためです。
追記:
終了する際に、3か月後や6か月後に予約を入れて頂く、フォローアップカウンセリングをおススメしています。
3か月~6か月経っての様子を伺うことで、より安心してお過ごし頂けるからです。
Q13.カウンセリングの最初に「あなたは○回で終了です」と教えてもらえないのですか?
私の場合は基本的にはお伝えすることはありませんが、あらかじめ3回コースや5回コースをお選び頂けます。
ただ、カウンセリングはやってみなければわからない部分がどうしてもあります。
回数によって「終わり」と区切ることはできますし、それでいいという方には、コースで申し込んで頂いています。
ただ、本質的な「卒業」となると、正直、初めから何回のカウンセリングで卒業できるかはわかりません。
続けていけば、予想しなかった事態などが起きるのは、ちっとも珍しくはないんです。
カウンセラーの頭の中ではある程度「この人は時間をかけてじっくり取り組む必要がある」とか、「そんなに長くはかからないかも知れない」というおおよその見立てが出来る場合もあります。
しかし、これをクライエントに伝えるということについては、カウンセラーはかなり慎重でなければならないと私は考えています。
また、これまでクライエントとカウンセリングをしていて思うことは、カウンセリングが深まってきて自分自身の問題にしっかりと向き合う態勢が出来てくると、あとどの位で終わるのかというような発想自体がクライエントの頭の中から消えていくということです。
それは、今自分が直面しているこの問題を根本的に乗り切っていきたいということに集中し始めたクライエントにとっては、いつカウンセリングが終わるのかということよりも、しっかりと取り組んで悔いを残さないようにしたいという気持ちのほうが勝っていくからなのではないかと思うからです。
ですからそういう段階に入ったクライエントほど、カウンセリングの終了には、逆に慎重になっていくものなのです。
真に脱出の道筋をたどり始めようとしているクライエントほど、自分が今歩み始めている道のりが本物かどうかを見極めようとするために、却って慎重になっていくわけです。
ですから「いつ終われるんですか?」「一体どうすればいいんですか?」といった質問が出ているうちは、その段階にはまだ達していないということもいえるわけです。
追記:
そもそもカウンセリングの先人であるカール・R・ロジャーズや日本の先駆者たちの文献からも、カウンセリングの終了を予め提示することに対する積極的な提言や記述はありません。
このことからも、終了を明言することにあまり意味をもたないと考えてもいいのではないかと私は考えています。
それに、終了回数を予告することと、一刻も早く自分の問題や苦悩から抜け出したいというクライエントの気持ちを理解することとは、必ずしも一致をみないとも思っています。
Q14.私は話すことが苦手で、話すことが無くなってしまわないか心配です。話し続けなければだめなのでしょうか?
ご安心ください。
話したいことがあれば自由に話して頂いて結構ですし、話すことがなければ無理に話すことを探さなくても大丈夫です。
そういう時はこちら(カウンセラー)が話しやすい問いかけをしたりして、とにかく緊張を解く、リラックスして頂けるように配慮いたします。
カウンセラーが話を聞く、傾聴するというのは相談者(クライエント)が話したいことを話している時にというのが基本です。
話すことがない場合や、話がひと段落しているのに黙って待っているというような杓子定規な対応は致しません。
相談される方の緊張や不安をできる限り解くというのもカウンセリングでは重要なことですので、ご心配には及びません。