不登校の原因と対応

 


不登校の原因 

お子さんが不登校の状態になった場合、必ず原因があります。

先ずは、その原因(問題)がどこにあるのか?

それを時間がかかっても見極めていく必要があります。

大別すると、原因になっている、もしくは問題が起こっている場所は、主に次の3つです。

1)学校
2)家庭
3)本人の特性や気質

付け加えると、これらが複数同時に起きている場合もあります。

また、時間の経過と共に、一つだったものが二つ、三つと増えていく場合もあります。

いずれにしても、先ずはこの中でどこにその問題の所在があるのか?

その見極めが必要になります。

不登校の原因を探してはいけないのではないかと、

心配する親御さんもいらっしゃいます。

これは、不登校の原因を、本人に直接確認することが適切ではないケースがあるということで、

見極めは必要です。

お子さんにしてみれば、不登校の原因が

自分でもわからない場合もあれば、わかっていても言いたくない、言えないという場合もあります。

言いたいけど、その心の準備ができてないとか、上手く言語化できないとか、まあ、いろいろあるわけです。

そういうタイミング、状況では、お子さん本人に直接確かめるということは避けた方が良いでしょう。

また、不登校になった場合、お子さんから直接その原因を聞けるケースとういうのは、どちらかというと少ないです。

だからこそ、お子さんの様子を細心の注意を払って観察したり、少ない言葉や断片的な外からの情報を的確につなぎ合わせ、原因を推察していくという作業が必要になります。

全く原因(問題)が存在しない不登校というのは、基本的にはありません。

原因があることですから、その原因を理解するという作業は、放棄できません。

ただ、見極めを行ってもなかなかその原因がつかめないことも多いのも事実です。

その場合は、原因を把握できないままではあっても、時間はドンドン経過していきますから、「できること」を一つ一つ行っていくしかありません。 

 
不登校の理由・原因、本人がわからない場合もある

不登校の子供に接していく時に、先ず留意すべき点。

つまり、最初に見極めなくてはならないことは、お子さんがどのような状態であるのかということ。

つまり、本人が「学校へ行かない」と言っているのか、それとも「学校へ行けない」状態なのかということです。

本人が「学校に行きたくない」とはっきりと言った場合、これは本人の中である程度原因が明確になっている場合です。

但し、明確になっているからといって、本人がその理由を打ち明けてくれるかというと、これはもちろん、ケースバイケースです。

原因ははっきりしている。しかし言いたくはない。こういうケースだってあるのです。代表的なものは、いじめです。

いじめの告白というのは、子供たちにとって最もハードルの高いものだと思った方がよいでしょう。

口が裂けても言いたくない、言えない。自分がいじめられているということは、それほどに言いたくない、口にしたくないことなのです。

そういう意味では、自分がいじめに遭っていると親に言える子は、まだそれほど大きなダメージを本人が受けていないか、親に余程の信頼感があるのか、あるいは、想像を超えるほどの覚悟で打ち明けたかのいずれかでしょう。

続いて、「学校に行けない」状態の場合です。これは、ケースによっては、本人の口から出てくる言葉は、「学校に行く」「行きたい」だったりします。

そうです。行かないではなく、行くつもりでいるのです。

前日の夜には、学校にいく支度を整えて、「明日は学校に行くよ」「行こうと思う」といいます。

ところが、朝になると、頭痛や腹痛によって行けなくなってしまう。

トイレに入ったら出られなくなってしまう。

また、途中で金縛りのようになってしまい、やむなく引き返してしまう。

これは、学校に行かないのではなく、学校に行けない状態なのです。

つまりこのケースの場合、なぜ学校に行けなくなるのかが本人にもわかっていない。もしくは今一つはっきりしない。

子ども自身の中でも、不登校の原因がはっきりとわからないということになるわけです。

この場合は、本人に学校に行けなくなる原因や、
思い当たることなどを聞いてみても、明確な答えは出てきません。

しかも、こういう状況で「どうなの?」と迫られると、お子さんは非常に当惑しますし、心理状態も悪化します。

ですから不登校で最初に見極めなくてはならないのは、本人が「学校に行かない」のか「行けない」のかということです。

ここを正確に見極めることができないと、その後の援助的な対応をしようとした時にちぐはぐなことになって、却って余計に不登校を悪化させてしまうかも知れません。 

 
誰かを責めるのではなく、問題解決に取り組む

不登校の相談を受ける時、親御さんから、よくこんな言葉を聞きます。

「私の育て方が悪かったから子供は不登校になってしまったのでしょうか?」

それまで楽しそうに学校に行っていたわが子が、一転して不登校になってしまう。

同じクラスメイトは行っているのに、自分の子だけ・・・・

そんな状況に置かれると、親御さんはついつい自分の子育てがわが子に悪影響を及ぼしたのではないだろうか。

そのために、不登校になってしまったのではないかと、そんな思いに駆られるようです。

私はこんな時、不登校の原因は原因でしっかりと考えていきながら、責任追及ではなく、問題解決的な取り組みを提案します。

不登校になったのが誰のせいだったとか、育て方がどうだとか、そんな犯人探し、責任追及をしても仕方がありません。

とにかく大切なのは、今、家に居るお子さんにどう接していくかということです。

不登校になった子供の話をどのように聞けばよいのか。どんな言葉がけをすれば良いのか。

不登校に対しては、そのような問題解決的な取り組みが何よりも必要なのです。

不登校になった時、いたずらに親の養育態度に原因を求めても、そこからは何も生まれません。

それよりも、子供の様子・態度を冷静に見極め、子供が発する数少ない言葉と言葉を徹底的に観察して、問題の所在を徐々に明らかにして、今後の対応策を考える。

これしか、不登校を解決していく方法はないのではないかと思います。


【不登校 その原因と対応】

日時:2018年10月21日(日)13:30~17:00
会場:東京都内(申込者に直接ご案内します)
定員:12名
参加費:5000円
※銀行振り込み及びカード決済による事前のお支払いとなります。
 

お申込みはこちらから