どん底は夜明け前

こんにちは、鈴木です。

「どん底は夜明け前」

どうしても、そうは思えませんか?

どん底は夜明け前だといっても、信じられない?

どん底の時ほど、そういった前向きな発想は信じられないでしょう。

しかし、今日は少しだけおつきあいください。

iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中教授。

実はこの人にも何度か「どん底」があったと聞いて、あなたは信じられますか?

例えば研修医時代の山中教授の呼び名をご存じでしょうか?

なんと指導医の先生から「ジャマナカ」と呼ばれていたそうです。

厳しい指導のもと、当初整形外科を目指していた山中教授。

実習では処置やオペも時間がうんとかかったそうです。

また、アメリカから帰国した際には、軽度のうつ的な状態を経験したそうです。

研究環境に恵まれたアメリカと違い、日本は全て自分でやらなければならない。

200匹ものマウスの世話も、アメリカは担当してくれた人がいたそうです。

しかし、日本では自分で行うため、その世話に忙殺されていました。

あまりの環境の違いに、気持ちがついていけなかったのでしょう。

あるとき、飼育室でマウスの世話に追われていた時のことです。

窓の外に小学校の娘さんの帰宅していく姿が目にとまりました。

そのとき、自分は何をやっているんだと、情けなくて涙が出てきたそうです。

山中教授はその頃、研究関連の書籍のほかに、数多くの自己啓発書も読んだそうです。

あなたももしかしたら、同じように自己啓発書を読んでいるかもしれませんね。

「なんやこれ」という本も多かったそうですが、ハッとする内容も。

その中で、一番辛いときは、その辛さを克服する一歩手前だという言葉があったそうです。

もうダメだと思っても、もうひと踏ん張りすれば、新しい展開が待っている。

そういうことが書いてあったそうです。

そして、山中教授は、著書の中でこう書いています。

「『やっぱり飛ぶためにはかがまなあかんねんや』と励まされましたね。
高く飛ぶためには思いっきり低くかがむ必要があるのです。」

~山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた~より抜粋

あなたは今、どんなどん底にいるでしょうか?

自分なんてもうダメだ、自分なんている価値がない。

もしかしたらそんな風に思っているかもしれません。

でも、一方で「なんとかしたい」「前に進みたい」という気持ちが、
心のどこかに、かすかにないでしょうか?

自分はもう立ち直れないと思いつつ、一方で、立ち直れれば・・・・

将来を悲観しつつも、どこかでまだ、望みを、希望を捨てられない。

そんな思いが巡ってはいないでしょうか?

山中教授の『やっぱり飛ぶためにはかがまなあかんねんや』という言葉。

私はこの言葉を象徴する場面を、実はたくさんこの目で見てきました。

私が行ってきたカウンセリングやエンカウンターグループなどのセッション。

更にはセミナー、勉強会、企業研修などで、そんな姿を何人も見てきました。

つまり、飛び上がるためには一旦かがむ。

飛躍するために、一旦、しっかりと落ち込む。

そういうプロセスを何度も何度も見てきたのです。

つまり、しっかりとした足取りで前に進んでいかれた人ほど、
その前に大きな、そして深いどん底を経験していたのです。

誤解を恐れずにいえば、中途半端な落ち込みではなく、
本当にどん底といっていい程度のものでした。

それはまるで、大きな跳躍のために深くかがみこんでいるかのようでした。

私自身も、これまでの人生の中で、何度か「どん底」といえる経験がありました。

しかし、その後には必ずといっていいほど「飛躍」「上昇」といえることが起きました。

そうした出来事もそうですが、何より重要なこと。

それは、どん底を経験したことで、一皮むけた自分がいたことでした。

これは自分の財産と呼べるものとなりました。

自分に起きる出来事というのは、良い事ばかりではありません。

時にはスランプがあり、どん底といえる経験もします。

正直、これは誰もが避けられないことだと思います。

しかし、大切なのは、自分に起きることが良いのか悪いのかではありません。

大切なのは、様々な経験によって、自分がどれほど成長できたかです。

出来事は良い事、悪い事と巡りますが、成長した自分は変わりません。

何が起きるかはコントロールできないですが、どんな自分でいられるかは、
出来事と違って、自分の意志でコントロール可能です。

成長した自分というのは、意識も持ち方によって、出来事に左右されないのです。

研修医時代に「ジャマナカ」と呼ばれていた時と、
ノーベル賞を受賞した山中教授は違います。

それは、ノーベル賞を取ったから違うというより、
幾多の苦難に苦しみ、どん底を経験したから違うのです。

どん底に耐え、あきらめずに自分の道を進み、
その結果人間的に成長をしたからこそ、大きな成果を生み出せた。

ノーベル賞を受賞したから変わったのではなく、
変わったからノーベル賞を受賞できた。

私はそういう順番・プロセスだったのではないかと思います。

そしてそれは、私がカウンセリングなどでお会いした人たちも同様でした。

自分を見つめ直し、痛みを伴いながらも様々なことと向き合った。

そうしているうちに、人間として一段も二段も成長した。

その結果、物事が上手くいき出したり、悩んでいたことに悩まなくなった。

つまり人としての変化があり、その後、物事が変わっていった。

そういう順番だったということです。

私がカウンセリングとその研究に没頭してきたのは、
そうした人間の可能性、変化・成長の姿にふれることができるからです。

どん底からはい上がるということの本質は、まさにこの人間的な成長です。

自分に良いことが起きないかばかり考えていたり、
悪いことが起きたら意気消沈する。

一時的にはしょうがないのですが、そればかりだと何も変わりません。

それこそ、自分の身に起きることに一喜一憂する人生で終わってしまいます。

誰かのせいにしているだけでも、そこからは何も生まれません。

そのままでは、ずっとどん底の状態が続くか、更なるどん底に落ちていくかもしれません。

やっぱり、そんな人生は嫌ですよね?

周りの人がどう見えるとか、周りは自分をどう見るかではない。

「自分はどう生きていきたいのか」ということではないでしょうか?

そうした本質を、私はカウンセリングやセミナーで一緒に考えています。

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