仕事で「人が怖い」トラウマを克服する




こんにちは、鈴木です。

私たちは人間関係で嫌な思いをしたり傷つくと、
もう二度と傷つきたくないと思います。

そこで、人に対して警戒心が先に出てしまい、
コミュニケーションがしっかり出来なくなります。

そんな経験、ないでしょうか?

カウンセリングの中でよく
「人が怖い」という言葉を聞きます。

それは傷つけられた経験によって、
人に対する警戒心から出てくる感覚です。

一度この感覚が出てくると、
なかなか簡単には払しょくできません。

では、どうやったらこの「人が怖い」という感覚を
克服できるようになるのでしょうか?

Kさん(20代男性)は、学生時代に人間関係で傷つき、
それから特定のタイプの人間が苦手になりました。

どのくらい苦手かというと、
急に話しかけられると頭が真っ白になって、
会話した内容が全然頭に入ってこない・・・という程でした。

Kさんはサラリーマンですので、
仕事をする上でとても困っていました。

上司の指示、仕事上の情報が頭に入ってこないので、
同じ話をまた後で確認しないとならなかったからです。

しかも「人が怖い」という感覚があるため、
後で確認という行動すらもなかなか取れませんでした。

「このままでは・・・」

そういう危機感を抱き、
Kさんは、カウンセリングに通い始めました。

結論からいうとKさんは、
「怖い」という感覚を克服しました。

では、いったいどうやって克服できたのでしょうか?

Kさんはカウンセリングに通いながら、
先ずは自分のトラウマ解消に取り組みました。

過去の経験を細かく振り返ることで、
自分の偏った捉え方が変わっていきました。

そうやって少しずつ「怖い」という感覚が減少。

そして過去との取り組みと並行して、
「現在への取り組み」も行いました。

会社での毎日のやり取りをカウンセリングで振り返り、
新たな解決行動につなげていったのです。

私から細かく会話のやり取りのアドバイスを受け
それを職場の会話のやり取りに活かしたのです。

例えば

上司に指示を受ける際には、
それをまとめて復唱(確認)する。

トラブルが起き、自分では対処不能だったら、
自分で調べてもわからないことは、対処できる人間に確認。

解決途中であっても、途中結果をこちらから報告。

報告の際には、自分の作業がいつ完了見込みかを
常に報告に添えていく。

こうした細かいアドバイスを
Kさんは一つ一つ実行していったのです。

その結果、Kさんは少しずつ
「怖い」という感覚が小さくなっていきました。

具体的な行動レベルのアドバイスだったので、
後はそれを実行することで、精神的に楽になっていったのです。

Kさんの顔つきやしゃべり方も、少しずつ変わっていきました。

緊張度合いが和らぎ、穏やかになっていったのです。

笑顔も増え、視線も柔らかいものに変りました。

私はKさんに、「人が怖い」という感覚を
なぜ克服できたのかを尋ねました。

Kさんの話をまとめると、こうでした。

「アドバイスを受け、いろいろなことを心がけて
上司や職場の人、顧客先と会話した。

その中で、少しずつ『大丈夫だ』『何とか出来た』という
小さな体験(安心感)を積み重ねることができた。

その過程で少しずつ『怖い』という感覚が
自分の中で小さくなっていった」

つまりカギとなったのは「経験値」だったのです。

新しい関り方を取り入れてやってみることで、
「上手くいった」「そんなに怖れなくても大丈夫」という経験値、
小さな手ごたえを積み重ねていったのです。

別な言い方でいうと「小さな成功体験」を繰り返したんですね。

でも、こうしたアドバイスを行動に移したり、
新しいことを取り入れるのは、やっぱり勇気が要ります。

今まで「怖い」という対象や場面ですから、
そのハードルはなおのこと、高かったはずです。

でも、Kさんはなぜ、そのハードルを越えられたのでしょうか?

Kさんの勇気の源は何だったのか?

これについても、Kさんが教えてくれました。

それは「このままの自分ではいたくない」
という思いがあったからだそうです。

過去のトラウマに支配されたままでいたくない。

後ろ向きで怯え続ける自分を変えたい。

もう一度、前を向いて生きていきたい。

こういう思いが心の底にあり、
それが自分を何とか支えてきたというのです。

Kさん、実は今もカウンセリングに通っています。

さらに怖さを克服し、仕事のパフォーマンスを上げるべく、
地道に試行錯誤を続けているんです。

年単位の取り組みですから、本当にがんばっています。

でも、20代で数年間努力することで、
今後の人生の何十年が変わるとしたら・・・・

決して長い取り組みとはいえないでしょう。

カウンセリングでの取り組みとは、
いわば学校に通って勉強するのと同じです。

しっかりとした学力や技能を習得するには
時間をかけて学校に通いますよね。

通いながら学び、学んだことを実生活で活用。

活用したら振り返り、また学校に課題として持ち込み、
次の機会に向けて学んでいく。

カウンセリングもまさに、こうした学習活動と同じです。

Kさんは授業で得たアドバイスをもとに、
それを職場で試行錯誤しながら使い、
再び課題をもって授業に通ったといえます。

世の中の大学も2~6年通います。

専門学校だって2~3年かけて
専門知識と技能をしっかりと身につけます。

そうして身につけた知識や技能は、
一生ものになる場合もありますよね。

そして、その知識や技能のレベルが高いものほど、
時間(年数)をかけて学びます。

Kさんは今も、そうした「挑戦」を続けています。

取り組みの途上ではありますが、
この事例紹介をKさんは快く承諾してくれました。

私もKさんが更に前を向いて歩めるように、
サポートを続けていきたいと思っています。

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以上

あがり症克服の方法とは

こんにちは、鈴木です。

「あがり症は克服できる?」

昨年後半から、相談者の傾向が変わりました。

それまでは、相談内容の多くが人間関係に関するもの。

それも「職場の人間関係」が圧倒的に多かったんです。

ところが、昨年後半から、ある相談内容が急増しています。

主に20代後半の男女の方に見られますね。

その相談内容とは、次のような内容です。

「自分に自信がない⇒あがり症」

相談者の若年化の傾向がみられるのは、おそらくスマホの影響でしょう。

若い人たちがスマホで自分の悩みを解決できる情報を検索。

検索していく中で、私のサイトにたどり着き、
カウンセリングを受けてみようと予約を入れてこられるようです。

さて、自分に自信がないという相談内容を聞いていると、
次のようないくつかの共通点があります。

1)小学生の頃は、あまりそういうことで悩まなかった

2)中学生以降に、徐々に自分に自信がもてなくなった

3)社会人になって、自分のダメなところをはっきりと感じるようになった

こういった変遷をたどっている方が少なくないんです。

なぜ、このような変遷をたどると思いますか?

思春期に入ると、大人に近づく分、いろいろなことがわかるようになります。

そのために、悩みやすくなる傾向もあります。

また、クラスや部活などの人間関係も、
小学生のときより複雑になり、ストレスを感じやすくなります。

そして、社会人になり、学生時には追わなかった責任を負うようになります。

そのプレッシャーと、互いに役割を背負った職場の人間関係は、
更に大きなストレスへと発展します。

上司の厳しい叱責に、心が折れてしまったという人もいました。

さらに、こんな悩みも出てきます。

会社では、大勢の前で自分が何か話す場面があります。

朝礼とか、会議とかですね。

自分に自信がなく、周囲の視線にプレッシャーを感じる。

そのために、多人数に対して極度に緊張する。

そうした経験によって「自分はあがり症なんです」と訴える人もいます。

このように、自分に自信がないために、
年齢と共に、また場面別に、様々な悩みやストレスを抱えていきます。

「このままでは自分は社会人としてやっていけない」と危機感を覚える。

そこでスマホでこうした問題を解決するための情報を収集。

ネットを検索し続け、カウンセリングを受けようと決める。

そんな経緯で私のカウンセリングルームに訪れるそうです。

カウンセリングも以前に比べ、ずいぶん若い人たちが来られるようになりました。

カウンセリングに対するハードルも、以前よりかなり下がったのでしょう。

カウンセリングはそもそも、何も特別なことをするわけではありません。

じっくりと話し合っていくこどで、自分の内面を見つめ直す。

その結果、新たな気づきによって打開の道を探る。

やっていることは、それだけですからね。

さて、自分に自信がなく、あがり症や種々のストレスに悩む。

そういう人たちに、どのような打開の道があるのでしょうか?

ここからが重要な話になります。

自分に自信がなく、あがり症だという時は、
物事や人を見る眼、視野が思いのほか狭くなっています。

また、通常よりも否定的な面に気持ちをもっていかれてしまうのです。

ですから、朝起きたら会社に行くのが億劫になるし、
電車に乗れば大勢の人たちに圧力を感じてしまう。

とても弱気になってしまっているので、何をするのにもビクビク状態。

これでは日々の生活が本当に苦痛だらけになってしまいます。

こういう時こそ、一人で何でも背負わないことです。

専門家(信頼できる人)と一緒に、視野の点検をして、
肯定的な側面も冷静に見直せるようにしましょう。

改めてニュートラルな精神状態と捉え方になるのですね。

その作業をカウンセラーと一緒に、「対話」によって、無理なく行います。

だからこそ、職場で積極的な仕事ができるようにまでなるわけです。

「鈴木さんの言葉が胸に響きました」

「なぜ自信がないのか、よくわかりました」

「先ずは目の前のことをしっかりやろうという気持ちになりました」

こうした”変化”を無理やりではなく、「自然に生み出す」こと。

無理なく、一歩一歩が「楽に」歩めるようになること。

これがあがり症克服の第一歩です。

自分や他人への理解が深まれば、自ずと緊張しなくなります。

結果としてあがり症も克服でき、自分を信じられるようになっていきます。

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