共感的理解の真実~その1~※一部無料公開


カウンセリングでは共感的理解が重要です。

ですが、そもそもこの共感的理解が
なぜ重要なのでしょうか?

先ず、共感的理解とはなんでしょう?

共感的理解とは「感覚を伴う反応」のことです。

どういう反応かというと、言葉にするとこうです。

「ああ、なるほど」「そうか、わかった」「そういうことか」

この「わかった」という反応が共感的理解といえます。

私たちは、相手の話を聞いていて、
その話の核心が理解できたとき、
「そうか」という反応が内側から起こります。

話しの内容だけでなく、何か考えたり
出来事に遭遇したりした時も同様です。

物事に対してある種の理解を得た瞬間、
私たちは「なるほど」「そうか」「わかった」
という反応が内側に起こります。

共感的理解も、この反応のことだといってもいいでしょう。

特に、カウンセリングで聞くクライエントの話は
複雑で微妙な話が多いため、
繊細で深い理解が必要になります。

そうした話にふれて、聞いていくうちに
繊細で深い理解ができた時。

静かですが、確かな理解を得た感覚が生起します。

繊細で深い理解を得た時の反応は、
決して大きなものでも、強いものでもありません。

大きい反応の場合は「早合点」の場合が往々にしてあります。

つまりわかったのではなく「わかったつもり」の可能性があります。

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傾聴が上達するたった一つのポイント


養成塾塾長の鈴木雅幸です。

今日は傾聴について改めて一番大切なことを書いてみます。

傾聴について学んでいる人は、近年増えてきました。

心理の世界だけでなく、医療や福祉の現場、
相談業務全般、そして企業研修でも。

傾聴という言葉と概念を教えるようになってきました。

ただ、その教え方、教えられていることは、
残念ながら実に中途半端なものです。

傾聴は一つのスキルでもありますから、
「できるようになる」必要があります。

「できるようになる」ためには、
次の2つの問いに明確に答えられる必要があります。

1)どうしたら出来るようになるのか?

2)そもそも、出来ている状態とは何か?

今のカウンセリングの学習が妥協の産物だといえるのは、
この問いに明確に答えられないからです。

しかし、傾聴はスキルとして臨床やビジネス、
そして生活の場面で活用するものです。

活用するなら、この問いの答えを持たない限り、
活用すらできないはずです。

そこで、この問いに対する答えが必要となります。

その答えを、養成塾ではこう定義しています。

1)どうしたら出来るようになるのか?

相手の話を正確に聞く訓練をする。

2)そもそも、出来ている状態とは何か?

相手の話を正確に聞けていること。

この相手の話を正確に聞くということが、
ほとんどの方が出来ずにいるのが現状です。

正確に聞くとは、相手の言葉を
一言半句違わずにインプットしていくことです。

(全て覚えるということではありません)

そのためには、次の観点で話を聞き続けることが必要になります。

●相手が一番言いたい事、伝えたい事、わかってほしいことは何か?

この観点をはずさずに話を聞き続けることです。

この観点は、はじめはすぐにどこかにいってしまいます。

「一番言いたいことは何だろう?」

そういう意識で聞いているつもりでも、
いつの間にか(すぐに)この観点はどこかに行ってしまいます。

ですから、先ずはこの観点をずっともちながら
相手の話を聞き続けることが必要です。

この観点で話を聞ければ、どんなに長い話でも、
しっかりとした理解を持てるようになります。

とにかく、この観点で話を聞き続けてください。

●相手が一番言いたい事、伝えたい事、わかってほしいことは何か?

はっきりいって、この観点で聞けるようになると、
カウンセリングもかなりレベルアップできます。

聞けば聞くほど、クライエントの状態が良くなっていきます。

もしくは前進するためのコミュニケーションが取れるようになります。

この傾聴スキルはカウンセリングだけでなく、
人間関係の全ての場面で有効です。

後は、相手の一番言いたいことが聞けているか?

一言半句違わずに(正確に)聞けているか?

これらをチェックしていけば良いのです。

これらをチェックするには、実際の会話をチェックします。

自分や誰かがした会話やカウンセリングのやり取りを録音し、
その録音記録・逐語記録を用います。

養成塾では実際にカウンセリングのやり取りや、
ロールプレイのやり取りを使用しています。

具体的にどうすればいいか?

この回答があって、初めて
正確に聞けているかどうかがチェックできるからです。

傾聴はこれを徹底するだけで良いといえます。