職場の人間関係は改善できるのか

職場の人間関係に関する悩み相談はこの20年絶えることはありません。

カウンセリングでは改善に向けてあらゆる選択肢を視野に入れながら話し合っていきます。

ですが、ここ数年、職場の人間関係もかなり様変わりしてきました。

ハラスメントも増え、法律までできるほどに。

一体職場の人間関係に何が起きているのでしょうか。

今回は職場の人間関係の現状と改善に向けてという視点で書いています。


【筆者プロフィール】
心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。コーチとしても様々な目標達成に携わる。
著書「感情は5秒で整えられる(プレジデント社)」は台湾でも出版された。
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上司との会話は常に録音するという女性

先日、ネットである動画を見ていたら、こんな話が出てきました。

30歳位の女性が自分の上司と会話するときは、
録音機で必ず録音するようにしているというのです。

特に上司と一対一で何か話すときは「言った言わない」などのトラブルにならないようにと、必ず録音記録を取るということです。

その動画ではパワハラと言うことがテーマに上がっていました。

その流れの中での「録音」という話ではありました。

ただ、この動画を見ていて、私は正直「ついにそこまできたか…」と感じました。

つまり、少なくともその女性は自分の上司に対してある程度の信頼関係すら認めていないということになります。

そうした関係性がしっかりできていれば、常に録音などと言う必要もないはずです。

相手に対する信頼感があれば、まず録音といったような前提で会話には臨まないでしょう。

組織の人間関係というものは、現在ここまで崩れてきているのだと言うことを改めて考えさせられる動画の内容でした。

上司と部下の信頼関係がない

あなたの職場の上司はいかがですか?

一緒に働いている同僚の方とはいかがでしょう?

相手との会話に、いちいち録音の必要性があるでしょうか?

ちなみに、その動画の会話には続きがあります。

その女性の録音の話を聞いていたもう1人のゲストが、こんな風に言ったんです。

「私だったら、そーゆー前提で関わる部下は嫌だな。

そういう人とは一緒に働けないなと思います。

だから、私なんかは人を雇わずに仕事をしています。」

まぁ、そこには選択の余地があることは事実です。

個人事業主、一人起業の場合

組織の中で働くのを選ぶのか、組織を持たずに自分で仕事をするのか?

人を雇うのか、雇わないのか?

雇用されるのか、自分で始めるのか?

それぞれ自分がやりたいやり方や好きな方を選んで仕事をすればいいと思います。

ちなみに私の場合は、基本的に1人(個人事業主)で仕事をしています。

1人で仕事をするメリットの1つは、誰かにお伺いを立てたりする必要がないことです。

だからハラスメントの相談などは、どこかの組織に気兼ねなく思いっきり相談に乗ることができます。

日々増えている職場の人間関係の悩み相談

話を人との関係性に戻します。

録音を前提の関係性の中で一緒に仕事をしていくわけですから、当然ストレスも多いし、生産性も下がるはずです。

そうした関係性で成り立っている組織は、問題が山積みになっているはずです。

働き方改革に関する法律がスタートしましたが、時短だの生産性を上げるだのといった話以前の問題です。

私のところにも、ハラスメントの相談や職場の人間関係の相談などが耐えることはありません。

そうした相談事例を通して感じるのが、常々メルマガでも言っていますが、人間関係がだんだん希薄になってきていると言う社会的な事実です。

こうした相談に対しては、方向性は「そこに残って改善努力を試みる」か、「転籍や転職など、場所を映る」か、「一旦、休職などの措置をとって立て直す」か・・のいずれかです。

中には起業や独立等の道を模索する場合もあります。

この場合は起業や独立に向けての入念なリサーチや準備など、それ相応の段取りを踏んでいく必要があります。

そうしたことを一緒に考える相談事例もあります。

職場の人間関係改善のポイント

いずれにしても、こうした問題に対処するために1番大切な事は、現実をしっかりと直視することです。

今どのような状況にあり、自分の精神状態はどうなのか?

なぜこのような状況になったのか?

そして、これからどのようになりたいのか?

そのために何をすべきか?

このようなステップを一つ一つ確実に踏んでいくことです。

感情的にならずに、十分に理性を働かせ、冷静に物事を見極めていけば、活路は必ず見出せます。

クライエントの皆様とは、こうしたことをじっくりと考え、前に進むために日々、話し合いをしています。

【動画】ハラスメント対策で重要なのは?

パワハラ、セクハラ、モラハラなどのハラスメントになる行為はどれか?
実はこうした捉え方が泥沼化のもと。
いわゆる「グレーゾーンの判定」に陥ると、収拾がつかなくなります。正しいハラスメント対策のポイントを心理カウンセラーが解説します。

ぜひご覧ください。

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