マラソン体験から学んだ人生の教訓

先日、6年ぶりにハーフマラソンに出場しました。

地元の大会なのですが、登り坂、下り坂が合計8回もあるという、
なかなかハードなコース設定でした。

大会に備えてそれなりにトレーニングはしてきたのですが、
結果は途中で時間制限に引っかかって完走できませんでした。

10キロ過ぎたあたりから、大会前から痛みのあった左脚が
走れないほどに痛み出してしまったのです。

15キロあたりからはほとんど歩いてゴールまでたどり着きました。

ただ、今回は私のマラソン話ではなく、
そこで改めて学んだことをお伝えしたいと思います。

よくマラソン選手や芸能人が走ったときに
「沿道の人たちの声援が力になった」と言いますね。

実はあれ、物理的に本当に力になるんです。

社交辞令や感謝の気持ちからのコメントではなく、
実際に体内からエネルギーが湧くんですね。

どういうことか、説明しますね。

ここでもう一度、私が出場したマラソン大会に話を戻します(笑)

ああいった大会には、地元の人たちが沿道に立って、
けっこう声援を送ってくれるんです。

小さい子ども連れのお母さんだったり、
お店の店員さんだったり、高齢者施設のお年寄りだったり。

大会によっては地元の女子高生(チアガール)たちが
ハイタッチしてくれた・・なんて時もありました。

今回は子どもたちがけっこうハイタッチをしてくれました。

「がんばって」という声援もセットでもらいます。

その時、ほぼ例外なく、次のような現象が起こります。

ハイタッチして、声援を受けたとき、
体内から不思議な力が湧いてきます。

それまでヘトヘトだったりバテ気味であっても、
一瞬スピードが上がったり、元気が出てきます。

本当にこれは瞬間的に起きる現象です。

今回、私の場合は左脚に痛みがありました。

その痛みも、ハイタッチや声援を受けた際に、
ほんの短い時間ですが、軽減したんですね。

つまり、痛みが軽減し、グッと軽いスパートが効くんです。

これは、ハイタッチや声援を受ける度に、何度も経験しました。

いったいなぜ、こんな現象が起きるのか?

ポイントは、次の2つです。

一つめ。

自分のために応援してくれている人の存在を実感するからです。

自分は一人ではない。

そういうつながりを感じられるからです。

そして、そこに「ありがたみ」を感じるからです。

つまり、その瞬間、私は小さく感動をしていたわけです。

見ず知らずの人が、わざわざ沿道に出てきて、
自分のために声援を送るという労をいとわないこと。

そのことにありがたみを感じ、小さな感動を覚えたんです。

この小さな感動体験が、心にも身体にも力になったのでしょう。

二つめ。

私はハイタッチしたり、声援を受けているとき、
力が湧いてくる原因のもう一つに気づきました。

それは、ハイタッチしたり、声援を受けているとき、
自分が自然と「笑顔になっている」ことに気づきました。

どんなに辛く、苦しい場面でも、沿道から声がかかると、
半分無意識に笑顔で応えようとします。

もちろん、笑顔で応えられないくらい余裕を失うときもあります。

そういう時は、声援がそれほど力にならない感じもあります。

しかし、ハイタッチをしようとすると、
さすがに「ブス」っとした顔のままではできません(笑)

自然と笑顔になってハイタッチをしています。

どうやら笑顔になることで、体内から力が湧いてきているようです。

ここまで読んで、もうお気づきだと思います。

これはマラソンだけの話ではありません。

仕事や人生でも、全く同じことがいえると思います。

ハーバード大学をはじめとするアメリカのビジネスや心理学の研究。

その研究からも「人とのつながり」「笑顔」が
重要だということがわかってきました。

仕事で高い成果を上げ続ける人間は、
人間関係を重視し、笑顔が多く楽観的であるといわれています。

うつ病などの予後の悪いケースには、
人とのつながりの希薄さが見られるそうです。

逆に、信頼できる人間関係に恵まれている人は、
仕事も人生も充実しているケースが多いということです。

マラソンのハイタッチと声援によって、私は
「人とのつながり」「ありがたみ」「感動」「笑顔」を経験しました。

感動体験や感謝の念も、幸せな人生には大切かもしれません。

最後にもう一つだけ、大切なことをつけ加えます。

マラソン大会が終わり、会場からの帰路、
私は痛い左脚を引きずるように歩いていました。

きっと痛々しかったのでしょう。

「大丈夫ですか?」と何人かから声をかけられました。

しかし、そんな痛々しい姿とは違って、
私の気分は爽快そのものでした。

結果はボロボロでしたが、自分でやるだけのことはやった。

力は出し切ったという満足感が大きかったからでしょう。

脚を引きずりながら、気持は底抜けに明るい気持ちだったのです。

こう考えると、人生、結果も大切ですが、
持てる力を出し切れたか、最善を尽くしたか。

そういうことがすごく大きいのだと感じました。

例え失敗に終わったり、思うような結果にならなくても、
自分で臨もうと選択し、力を出し切ったとき。

精神的にとても充実した気持ちになれるようです。

つまり、どんなことでも、自分の力を尽くす。

それが一番大切なことなんだということを、学びました。

IMG_0671

心理カウンセラー鈴木のサポートメニューはこちら

関連記事

  1. ランニング

  2. 教えられることが多いです

  3. 悩むことは悪いことじゃなかった

  4. 打たれ強い人間になるには

  5. 幸せになりたい方へ

  6. 人からの評価が気になったら

  7. 拙著が台湾でも出版されました

  8. 他人の評価より大切なものとは?

【メルマガ「幸せな生き方」】

幸せに生きるための知恵や心理学を配信中。
読者6500人以上で大きな反響を呼んでいるメルマガ「幸せな生き方」が下記のフォームからもご登録頂けます。



メールアドレス:  (必須) 
お名前:  (必須) 

心理カウンセラー鈴木雅幸(コーチ・企業研修講師)のプロフィール

心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。
コーチとしても様々な目標達成に携わる。
 詳しいプロフィールはこちら