問題児は最高の教師
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問題児は我々に問題を提供してくれている
これはかの河合隼雄氏の言葉ですが、問題児という表現や、そもそも子どもを安易に問題児扱いすることの是非は別にして、私たちスクールカウンセラーにとっては、このような子どもから多くを学ぶことが事実であるということは否定できないことなのです。
このような子どもたちは、こちらの問いかけや働きかけが”ほんもの”でなければ反応してくれません。
こちらの言動にわずかでも真実性が欠けているところがあれば、即座に彼らはそっぽをむきます。
こちらの応じ方に微塵でも綺麗ごとが混じっていれば、即座に彼らは牙をむきます。
彼らの問題は何かとか、彼らの荒れた言動はどういうところからくるのかといったことの検討はもちろん大切です。
しかしそれと同時に我々の働きかけが彼らにはどう経験されたかという”私たちは”という観点からの検討も同時になされなければ、それは問題児を単に批評している態度にすぎないかもしれません。
私のあの一言が彼を刺激し、抵抗させたのではないか?
私のあの時の内面的な感情が彼の心を落ち着かなくさせたのではないか?
私の彼への思い方、とらえ方が、彼をあそこまで追い込んでいるのではないか?
”彼は”ではなく”わたし”という主語から問題を検討する。
片時も忘れたくないものです。
2009年5月25日
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