自分が嫌いな人が自分を好きになる秘訣


 

自分が嫌いだという人が自分を好きになるには、自分に対する捉え方をもう一度検討することが一番効果的です。

自分が嫌い、自分に自信がないという人は、大抵自分を狭く捉えています。

自分を一面からしか見ていなかったり、いつも同じ(否定的な)観方をしていたり、こうしたこうした狭い捉え方を無意識にしてしまっています。

この狭い(偏った)捉え方に先ず気づくことが第一歩。

そして、新しい経験を積むことで自分を好きになっていけますので、以下にそのポイントを解説します。 


<目次>
自分が嫌いになる理由 
自分を好きな人の特徴 
自分を好きになれない 
自分を好きになる方法 


自分が嫌いになる理由 

ここ最近、カウンセリング等である共通のテーマが話になることが多いのです。

こういう時は、その話をブログに書くと、多くの方が共感するという現象が起こります。

そこで、そのテーマについて、書いてみたいと思います。

そのテーマとは

「自分が嫌い」「自分に自信がもてない」

というものです。

これ、ここのところ、立て続けに聞きます。

カウンセリングの中だけでなはく、仕事で誰かと話している時にもです。

自分が嫌いで自分に自信のない人。

実は、仕事をバリバリこなす人でも、自分が嫌いという人、いるんです。

お金をたくさん稼ぐ人でも、自分に自信がないという人もいるんです。

気を張って一生懸命仕事をしているけど、根っこのところは自分に自信がもてない。

自分に悩みがあるなんて、周りの人は一人も気づいていないと思う。

そう打ち明けてくれる人が、結構いらっしゃいます。

自信があるから頑張れるわけでもないし、自信が無いから頑張れないわけでもない。

自信があっても頑張れない人もいるし、自信がないから頑張る人もいる。

そう、人ってみんな違うんです。

だから、頑張れるか頑張れないかだけで、その人を捉えることはできません。

そういう捉え方は、ある意味、とっても狭い捉え方だと思うんです。

覇気があるから自信があるんだろう。

強気だから自信満々なんだろう。

それって、視野の狭い捉え方だと気づくと、今まで見えなかった側面が見えてきます。

そして、自分に自信がない人には、ある共通点があるんです。

仕事をバリバリするか、しないか。

そういう行動(見た目)だけでは見えてこない共通点ですね。

その共通点とは「視野の狭さ」です。

それも、自分自身を捉える際の「視野の狭さ」ということになります。

自分に自信がないという人のほとんどが、自分を狭く捉えています。

つまり、自分のほんの一部にしか目が向いていないそういう視野の狭さからくる「自信がない」です。

物事には、いろんな面があります。

それぞれの面に対して、私たちは、自分なりの「意味づけ」をしていきます。

お財布に千円札が3枚入っている。

事実はそれだけです。

しかし、この事実を、私たちは自分で意味づけして捉えていきます。

「お財布の中に、3千円しか入っていない」

Aさんは、そう思った(捉えた)とします。

事実は、「千円札が三枚入っている」ということです。

でも、「しか」という意味づけをAさんはしたことになります。

自分に対する捉え方でも、同じことが起こります。

「自分なんて何も結果を出せない人間だ」

そう思った(捉えた)とします。

これも「三千円しか」と同じような意味づけをしています。

「自分」という人間がいる。

その自分を「なんて」という意味づけをして、限定的に捉えているわけです。

自分という人間には、いろいろな面があります。

頑張ってきた自分。

誰かを思いやってきた自分。

正直な自分。

一方で、怠けて(逃げて)しまった自分。

自分のことしか考えられなかった自分。

そして、不誠実な(ウソのある)自分。

「自分なんて」という意味づけをしていると、否定的な自分にしか、目が向きません。

例えば、私(鈴木)の場合はどうか?

私も、自分には否定的な面がいろいろあります。

自分に満足などしていないし、嫌だなと思う部分もいろいろあります。

でも、普段は「頑張った」「思いやった」そして「正直な」自分に目が向いています。

そんな私も、時には否定的な面に目を向けます。

でもそれは、そうする必要があるから。

自分のやったことを精査し、振り返り、変えていく必要がある場合です。

自分の未熟さを責めたり失望したりせず、真っ直ぐに向き合い、改める。

これができると、鬼に金棒です。

もちろん、それでも時には、不要に悩んだり迷ったりもします。

自分に余裕を失い、イライラしてしまうことも・・・・

焦ったり、不安になったりすることもあります。

でも、それも含めて「経験なんだ」「学びなんだ」と、最近はずいぶんと捉え直せるようになりました(^^)

どこに目を向けるのかは、あなたに「選択」する権利があります。

ただ、自信のなさは、自分を捉えている無意識の「視野の狭さ」から来るんですね。

こうした視野の狭さからくる自信のなさは、様々な副作用を起こします。

虚勢をはったり、カラ元気が必要になったり、

逆に、気力が出なかったり、人を信じられなかったり・・・

こうした副作用とさよならしたいなら、もう一度視野を拡げましょう。

自分という人間の、目を向けていない面に、しっかりとフォーカスし直すんです。

自分のいいところ、気に入らないところ。

ちゃんと両方に目を向けてみてください。

片方だけでなく、両方にです。

それも「しっかりと」向けるのが秘訣です。

すると、視野が広がり、自分に対して思わぬ発見があります。

そうして視野が「広がる」ことで、自分の気持ちが落ち着いていきます。

自分に対する自信の無さを解消するために最も大切なこと。

それは、自分に対する捉え方の「視野を拡げること」に尽きます。

自信のない人は、自分というものを実に狭い視野で、極めて限定的にしか捉えていないんです。

私がカウンセリングやセミナーで皆さんと一緒に取り組んできたこと。

それを一言でいえば、この「視野を拡げる」ということになります。

無意識な意味づけをすることで、視野が狭くなっている自分に気づく。

これが一番「自分を変える」ことになります。

自分は視野が狭いのかもしれない。

先ずはそう意識してみることがスタートです。 


自分を好きな人の特徴  

では、自分を好きな人にはどんな特徴があるのでしょうか?

ここでいう自分を好きな人というのは、ナルシストのことではありません。

深いところで自分を大切にでき、自分に対してバランスの良い捉え方ができる人のことです。

自分を好きな人は行動的で、新しい経験をすることに積極的です。

失敗をそれほど恐れず、むしろ経験から得られることに関心が強く向きます。

人から自分がどう見られているかは気にしますが、それが自己否定や自分の行動を強く抑制するほどではありません。

そして自分がやりたいことがあれば、その時は人の目を気にせずに行動に移します。

また、自分のことが好きということは、そういう自分を人からどう見られてもいいと思っています。

そのため、自分をオープンに見せることに抵抗はないので、どちらかというと社交的です。

しかし、社交的なこと、友達や知り合いが多いことで自己の価値を得ようとも思っていないので、付き合いの頻度は意外に多くはありません。

会いたいと思ったら会うし、一人でいたいと思ったら一人でいられます。

相手への配慮と自分の正直な気持ちの両方を視野にいれ、折り合いながら生きるのが上手です。 


自分を好きになれない 

自分を好きになれなくなるには、いろいろな原因があります。

その原因も人によって違いますが、一言でいうと「自分を嫌いになる経験」をしたからです。

本来、何か特別なことを経験しない限り、私たちは自分のことを嫌いにはなりません。

生まれたときから自分のことが嫌い・・・という人間はいません。

生まれたとき、私たちは自分のことを好きとも嫌いとも思っていません。

後々の経験から自分の捉え方を「学習」します。

つまり、自分が嫌いだということは、その後々の経験によって自分が嫌いという捉え方を学習してしまったことになります。

自分が嫌いということは、自分を否定する捉え方です。

自分が嫌だということになります。

自分が嫌だと思うのは、自分はダメな人間だという捉え方になってしまうからです。

なぜ自分がダメだという捉え方になるのか?

それは、自分自身を否定されるような経験をしたからです。

誰かから「お前はダメな人間だ」と責められるような経験をしたためです。

誰かから強く責められたり、長期間(長年)否定されるような経験をしたからです。

そうすると、私たちは責められた内容、否定された内容から自分を捉えるようになってしまいます。

あるいはそのように責められたり否定されたりする自分は、きっとダメな人間なんだと思うようになります。

つまり、こうした経験から自分の捉え方を否定的なものとして学習してしまったのです。

そのために自分が好きになれなくなってしまったのです。

ということは、自分を好きになれるように「再学習」すれば、自分のことを好きになれるはずです。 

再学習には新しい経験が必要です。 

新しい経験をするには、新しい行動が必要です。

ですから、自分を好きになるためには、そのための新しい行動と経験、そして再学習がカギになります。

例えば、お父さんが怒りっぽい人で、子どもの頃、それにずっと気を使って過ごしてきたというケース。

お父さんが急に切れたりする。

それこそ、いつ、どんなことがきっかけで怒り出すかわからない。

だから、いつもお父さんを刺激しないように過ごしてきたというケースです。

そうすると、その人は子供時代に、自分の気持ちをずっと押し殺して過ごすことになります。

自分の気持ちを押し殺す。

これはある意味、強烈な自己否定行為になってしまいます。

自分の正直な気持ちは、表に出してはならない。

だから常に抑え続けていなければならない。

しかもこれは、意図して、意識してというよりも、どちらかというと無意識に、気づかぬうちにという感じです。

そういう生活をずっとしていくと、やがて自分の気持ちが「良くないもの」という認識につながります。

そうなると、自分の考え、意見、判断、感じたこと、そして自分の感情や気持ちそのものを否定するようになります。

それはやがて、自分の存在そのものの否定につながったり、自分の感覚が信じられなくなったりすることもあります。

また、自分の気持ちをずっと押し殺してくると、自分の気持ちが何なのか、わからなくなってくることも。

自分の本当の気持ちがわからない。

今、自分が何をしたいのかもわからない。

そういう状態になっていくこともあります。

子どもの頃、こうして自分の気持ちを押し殺すに至る状況は、他にもいろいろ考えられます。

両親の夫婦仲が悪い場合も、子どもは自分の気持ちを抑えます。

学校でいじめなどに逢う場合も、自分の気持ちを抑えます。

つまり、自分の気持ちを自由に表せない環境に置かれると、私たちは自己否定を強くしていく可能性が高くなるんです。

逆にいえば、自分の気持ちを自由に表すことが許されれば、私たちは自己肯定感を高めることが出来るんです。

自分の正直な気持ちを否定され続ける環境では、「本当の自分は受け容れられない存在だ」と学習してしまいます。

Lさん(40代女性)は、職場の人間関係に悩んできました。

仕事を頼むことができなかったり、必要な時に周囲に相談できないと悩んでいたのです。

いざ、話しかけようと思うと、躊躇します。

これでは日々の仕事でも支障が出てしまうため、Skypeカウンセリングで解決したいと思ったそうです。

話を聞いていくうちに、Lさんは子供時代のことを思い出しました。

お父さんが厳しくて、すぐに怒る人だったそうです。

それで、家族みんながお父さんを怒らせないようにと、まるで息を殺して過ごすような日々だったといいます。

当然、自分の気持ちを正直に表すこともできず、ずっと自分の気持ちを抑え続けて過ごしました。

その結果、大人になっても自分の気持ちに自信がもてず、何事も消極的になってしまったのです。

カウンセリングが進むにつれ、Lさんは自分を一つ、またひとつと受け容れられるようになっていきます。

私たちは自分の受け容れられている部分については
人に見せることができるんですね。

Lさんは徐々に、仕事を頼んだり相談したりできるようになっていきました。

また、Lさんはその過程で大切なことに気づきます。

Lさんは気づかぬところで、気持ちを押し殺していた自分自身をずっとずっと責め続けていたのです。

ダメな自分だと、情けない自分だと、永い間、心の中で責め続けていたことに気づいたのです。

「自分を押し殺していたのは、自分が悪いからじゃない」

「小さな子供なりに、必死で生きていこうとしていたんだ」

「自分はダメなんかじゃない。今できることをやっていこう」

そんな風にLさんの気持ちは変化していき、さらに自分自身を受け容れられるようになります。

そこで、職場で勇気を出して、周囲に声をかけようとしました。

その試行錯誤を通して、意外にも周囲が自分に温かく接してくれてきたことにも気づきました。

そう「自分はダメだ」という自己否定感は、周囲のそんなまなざしすら、見えなくしていたのです。

そのことに気づけたLさんは、必要な場面で仕事をで頼んだり相談できるようになりました。

カウンセリングによってLさんが得たものは自分に自信を取り戻す以上のものだったようです。 


自分を好きになる方法  

人生を生きていく上で、自分とはどの道具のようなものです。

道具は大切に、そして有効に使えると、その真価を発揮します。 

スポーツでも芸ごとでも、プロは道具を信頼します。

自分の使う道具を信頼し、大切に扱います。

イチロー選手のバット、錦織選手のラケット。

それぞれ大切に扱い、その道具を信頼していますよね。

だから彼らは結果を出します。

道具を深く信頼し、道具に自分の命運を預けます。

その道具が本領を発揮し、結果を出します。

ここで、ちょっと考えてみてください。

私たちが生きていく上で、プロの道具に相当するもの。

それはいったい何だと思いますか?

その道具は「自分自身」であるといえないでしょうか?

私たちが生きていく上で大切な道具。

それはまさに、自分自身ではなのです。

何かしたいことをするにも、自分が必要です。

自分が考え、判断し、行動を選択する。

自分がそうやって動くから物事が動いていくわけです。

では、自分を信頼できないとどうでしょう?

これは道具を信頼できないのと同じ。

良い結果にはつながりにくいのではないでしょうか?

それは、バットを信頼できないイチローと同じ。

ラケットが嫌いで無造作に扱う錦織選手と同じです。

まあ、そんな両者は、ちょっと想像できないですね。

でも、もしかしたらあなたは、それと同じことをしていないでしょうか?

自分という最も信頼できる道具を信じていない。

最も愛すべき自分自身を「嫌いだ」「こんな自分は嫌だ」としか思えない。

これでは、上手くいくものも、上手くいかないのでないでしょうか?

おそらく、イチローも錦織選手も、今の道具に行き着くまでには、様々な道具を試したでしょう。

その試行錯誤の中から、自分が最も信頼できる道具を見つけ、最も信頼できるよう調整して、磨き上げたはずです。

もちろん、私たちの場合、道具は自分自身です。

いろいろ試したり、とっかえひっかえにするわけにはいきません。

今の自分自身というものをとことん観察し、自分の特徴、持ち味、そういったものを発見するのです。

傷んでいる箇所があれば、修理します。

ズレているところがあれば、修正します。

そういう試行錯誤の連続で、道具はやがて真価を発揮します。

自分のことが嫌い。

自分を信じることができない。

そう決めてしまう前に、もう一度自分自身をよく知ることです。

14年以上カウンセリングをしているとわかります。

自分が嫌いだという人ほど、自分のことがよくわかっていません。

自分のことがあまり見えていない状態なんですね。

それなのに、自分を全て知っているかのように「嫌いだ」となります。

ある意味錯覚の中に要るんです。

これは、本当にもったいない。

ぜひ、改めて自分自身を点検しましょう。

それも徹底的に。

私は10年以上カウンセリング、勉強会などをしてきました。

今も多くの人が「自己点検」を目的に、通っています。

その「自己点検」は、一人では難しいものだからです。

今のストレスや悩みから脱出する。

その近道は、本を読んだりして、新たな知識や方法論を知ることではありません。

自分という道具の素晴らしさを再認識すること。

近道はそこにあると気がつくかどうかです。 


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この記事の投稿者:鈴木雅幸(心理カウンセラー・講師)のプロフィール   

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