不登校の原因


こんにちは、心理カウンセラーの鈴木です。
 
不登校脱出のカギは、不登校の原因を理解すること。

スクールカウンセラー時代も、不登校の原因がわかれば、どうすれば良いかといった対応がわかりました。

では、子供が学校に行けなくなるのはなぜなのか?

一般的に考えられる不登校22の原因について、解説していきます。


【目次】
・友達(クラスメイト)とのトラブル
・いじめによる不登校
・部活動でのトラブル(先輩・後輩・顧問の教師など)
・学校や先生(担任)とのトラブル
・学業不振による不登校
・成績優秀児による強迫的な不安(成績が下がること)
・受験や塾通いなどに疲れてしまった
・対人恐怖などの強迫性障害、あるいは神経症的状態
・非行・怠学による不登校
・家庭の様々な問題
 (両親の不仲・離婚・DV・虐待・親の種々の依存症、親の精神病 等)

・入試の失敗や不本意入学による挫折感
・新しい学校での適応障害
・青年期に顕在化してくる様々な精神障害
 (失調症、うつ病、強迫性障害、パニック障害など)

・以上の要因が複合的に起因している不登校
・発達障害により、本人が学校生活に様々な困難を経験した場合
・本人が不登校の理由・原因がわかっている場合、わかっていない場合 
・学校やクラスの雰囲気が合わない
・「べき」「ねばならない」に囚われてしまっているケース
・不登校の原因と父親
・不登校の原因と母親 
・不登校の原因、小学生の場合 
不登校の原因、中学生の場合 

 

・友達(クラスメイト)とのトラブル 

友達関係がこじれることで、不登校になる場合もあります。

例えばちょっとした「からかい」「悪ふざけ」「意地悪」というのは、学校生活の中であることは珍しくはありません。

しかしそれらが長期間繰り返されたり、陰湿なものになっていくと、やられる方にとって、大きなストレスになってきます。

更にそれがひどくなることで互いの関係性が悪化し、こじれてしまうと、場合によっては当人がひどく傷ついたり、クラスに居場所を失うような感じになったりして、不登校になる場合があります。

ここまでこじれてしまうと、子ども同士では解決が難しい場合も少なくないので、周囲の大人が適切に介入し、関係修復を手伝ってあげる必要が出てきます。

関係のこじれが浅く、短期間や単発的なものであれば、短期間で再登校につながります。

しかし、こじれた度合いが深く、長期間経ってしまうと、当人の心のダメージも深く、再登校には多くの時間が必要になることもあります。


・いじめによる不登校 

上記のこじれが更に悪化したり、一方的にやられるようになったり、一対集団という構図になっていくと、これは「いじめ」として根本的な解決への取り組みが必要になります。

いじめにまでなると、当人からそのことを告白するケースは極めて少ないのが実情です。
 
年齢が小さかったり、極々初期の段階では、打ち明けてくれるケースもあります。

しかし、年齢が上がれば上がるほど、時間が経てば立つほど、あるいはいじめる側が集団化すればするほど、本人は告白できなくなり、実際このケースが非常に多くなっています。

いじめで受ける精神的なダメージは、周囲の想像をはるかに超え、計り知れないものがあります。

数十年前のいじめを受けた経験を、まるで昨日のことのように涙しながらリアルに語る大人の姿を何度も観てきました。

カウンセリングでこの場面を向かえる度に、いじめによって受けた心の傷とその爪痕の深さを感じます。

特に現代のいじめは、その陰湿さと集団化の傾向によって、あっという間に不登校に追い込まれるケースが顕著に見られます。

 

・部活動でのトラブル(先輩・後輩・顧問の教師など) 

特に中学生・高校生に多いケースです。

トラブルの相手も先輩だったり後輩だったり、同級生の場合もあり、顧問の先生との関係悪化の場合もあります。

こうしたトラブルが原因で不登校にまで追い込まれたり、そこまでではなくても、部活のこうした人間関係のストレスで体調を崩したり学業成績に大きく影響が出る場合があります。

その場合、無理に部活に参加しても、本人にはプラスの面が何もありませんので、当面休ませるか、退部の選択を選ぶことをお勧めします。

親御さんの中には、一旦始めたことはやり通さなければならないと言って、とにかく続けるように説得したり、本人の「辞めたい」という訴えを受け容れない場合があります。

しかし、部活が原因で体調を崩したり、大きなストレスを抱えたり、学業成績が落ちたりするほど悩んでいるのであれば、続けることは百害あって一利なしです。

一旦始めたことだからということにだけ固執し、感情的になって「続けなさい」という正論を押し付けるのは、いかがなものでしょう。

これは「逃げる」「負ける」という感情的な話ではないのです。

退部を、理性的な判断による「撤退という英断」だと捉えることです。

現に、高校生の頃に部活で無理をしたことのストレスから人間不信になり、自己肯定感も著しく低くなった方が、大人になって長期間カウンセリングに通われたケースもありました。

一度始めたことであっても、理性的な判断によって撤退することで、つまり、前向きに何かを手放すことで、新たに獲得できる成長の機会もあるのです。


・学校や先生(担任)とのトラブル 

担任や他の教職員の不適切な指導により、子どもの側が精神的に追い込まれたり、学校に対する不信感を募らせることにより、登校を拒否したり、行けなくなったりする場合です。

こうしたご相談も多いのですが、概して教職員側が「正論」で押してくるケースが多いです。

確かに思春期の子の中には、筋が通らない反発や抵抗を示す場合もあります。

しかし、その感情的な反応の中にも、「一理あるな」という部分もあります。

こちらは大人ですから、子どもの筋の通らない所ばかり指摘して「正論」をかざすようなのものは指導ではなく、単なる「大人げない態度」だといえます。

特に思春期の子供は、大人を見る目が厳しくなります。

ですが、自分の言動や態度に関しては「甘い」ことが多いのも特徴。

だからこそ、生徒の「一理」を大事にし、そこをわかち合って対話の路線を築く方が信頼関係につなげられます。

子どもたちも自分の一番言いたい言い分を受け止めてもらえたと実感すれば、軟化したり折り合う態度を見せてくるものです。

そういう粘り強い対応を最初から放棄して、正論ばかりで迫ることは、子どもにとっては「理不尽な対応をされた」となるのです。

向こうっ気の強い子どもならまだしも、真面目で内気な子どもは、周囲には見えないところで葛藤を起こし、大きなストレスを抱えて学校が嫌になってしまうわけです。

 

・学業不振による不登校 

勉強の成績が思うように出せないということで不登校になるケースもあります。

比較的多いのは、進学校といわれる学校に入学した場合に、周りの子どもたちに比べて成績が振るわないことを悩み始める場合です。

成績に関して家庭で厳しく言われて来た場合にも、起こりやすいですね。

また、勉強の成績がなぜ落ちてくるのか?というところも大事です。

子どもの中には、何らかの精神的なストレスが原因で勉強が手につかず、成績が急激に落ちていく場合があるからです。

例えば、いじめ、学級崩壊、友達関係といった教室でのストレスや、先生からの不適切な関りなど学校でのストレスです。

家庭環境による問題や家族関係の問題によるストレスの場合もあります。

こうしたストレスが原因で成績が落ちた場合、成績を上げることを考えるのではなく、その時に抱えている子供のストレスを問題視して、解決する手立てを考えることです。

決して、単なる怠惰だと叱責することは避けたいところです。

さらには、不登校になって学校を長期間休むことで、登校している子供との学力差が生じ、それを気にして再登校の意欲が出てこないというケースもよくあります。

この場合も、長期的な学業への取り組みと立て直しを視野に入れて対応を考えましょう。
 

・成績優秀児による強迫的な不安(成績が下がること) 

これも進学校や、比較的偏差値上位校に多いケースです。

幼いころから成績重視の学校生活を強いられてくると、子どもの中に「結果が全て」という捉え方が醸成されます。

裏を返せば、結果が出せなければ何も意味がない。

結果が出なければ「終わり」という捉え方です。

こうなると、思うような成績が出せなくなることで、子どもは精神的に追い詰められていきますし、自分自身でも自分を追い詰めていきます。

学校は勉強して成績を出すところ。それが上手くいかないのなら、学校には行けない。

それどころか、自分の人生はお先真っ暗で絶望しかないと思ってしまいます。

当然、学校には行けなくなるということになります。

あるいは、成績は良いのに不登校になるケースもあります。

これは、今は成績は良いが、いつ下がるかも知れないとか、もし下がったらどうしようといった強迫観念に襲われて、行けなくなってしまうケースです。

いずれにしても、学校生活を極めて狭い、一面的な捉え方でしか捉えられないので、本人は綱渡りの人生に神経をすり減らし、日々、消耗しているような感じになります。


・受験や塾通いなどに疲れてしまった 

これも上記の学業不振による不登校成績優秀児による強迫的な不安(成績が下がること)と共通している原因です。

受験といっても幼稚園受験から大学受験まで様々ですが、思春期以降というのは、こうした鬱積したストレスや心の問題が表に顕著に出る時期です。

同じストレスでも、幼・小学校受験では顕著に現れなくても、高校・大学受験となると、そのハードルの高さもさることながら、思春期以降という年齢的なところから、鬱積したストレスからくる反動が大きく現れやすくなります。

これは子どもだけの話ではないのですが、私たちは「もう前に進めない」という心理状態に追い込まれたとき、何もかも放棄したくなります。

子どもたちが最も大きなものを放棄する行為が、学校に行かない「不登校」といえるでしょう。

つまり、不登校は、それがどんな原因であっても、子どもが最も追い詰められた状態にあることの現れです。

対応にあたっては、とにかく冷静に(理性的に)対処していくのが鉄則ですが、最も追い込まれた状態にあるという認識も必要です。

ですから、原因を粘り強く特定しつつ、その時その時の子どもの様子から、その心理的負担になっていると考えられる要因を、一つずつ取り除いてあげることが大切です。

つまり、先ずは一旦、塾通いをストップしたり退塾するか、進路の方向性をもう一度しっかりと見直していくことをおススメします。

親御さんとしては「せっかくここまで積み上げてきたものがあるのに・・・」という思いが出てくるものです。

でも、これまで積み上げてきたものに執着するあまり、これからの人生、子どもの未来を失ってしまいかねないかもしれないことを考えたら、一旦「手放す勇気」を以て、お子さんと向き合って頂けたらと思います。

 

・対人恐怖などの強迫性障害、あるいは神経症的状態 

何度も手洗いをしたり、戸締り確認をしたり、同じ行動を繰り返してしまい、どうしても次の行動に移れない。

これを「強迫行動」といいます。

また、先のことが不安になって身動きがとれなくなったり、同じ不安が頭の中に何度も浮かんでしまって身動きが取れなくなってしまう。

ちょっとしたことがきっかけで、そこから大きな不安に膨らんでしまう。

これを「強迫観念」といいます。

視線恐怖は、人が自分を否定的に見ているのではないかという不安が肥大した結果、、現れる一つの症状です。

視線恐怖が出た場合、対人関係に大きな支障が出てしまうので、やはり引きこもりになる可能性が高くなります。

この「強迫行動」と「強迫観念」は、どちらも「強迫性障害」という心の病です。
※判断には、信頼できる専門の医師による診断が必要です。

幼少期、学童期(小学生)でも、その一端が生活の中で観られることがありますが、多くは中学生以降の年齢で出てくる症状です。

基本的には自分の意志ではどうすることも出来ない状態で、専門的なケアが必要になります。

不登校児の中には、こうした心の病に発症しているにも関わらず、周囲の大人が気づけずにいるため、家や部屋に引きこもっているケースもあります。

この場合、信頼できる専門家、または専門機関に相談をおススメします。


・非行・怠学による不登校 

非行に走る子どもの多くは、それまでに何らかの傷つく体験をしています。

家庭で親から強圧的な接し方をされたり、事故で親を亡くしたり、何らかの事件に巻き込まれたりなどです。

つまり、深く傷つく強烈な体験や、長期間にわたって傷つく体験をした結果、心が荒み、人が(特に大人が)信じられなくなってしまった結果、様々な問題行動を起こすようになります。

昔ほどではないですが、不良グループに入り、お互いの「悪(ワル)」な部分をぶつけ合って、微妙な力関係で集団の維持を図ります。

このグループから脱退するのは、とても大変なことです。

同じクラス内での集団よりも、複数のクラスで構成されている方が厄介です。

また、異学年から構成されているグループは更に厄介です。

最も厄介なのは、中退者、卒業者も加わっていたり、背後に暴力団などが絡んでいる場合です。

先ずはどの程度の集団なのかを見極め、専門機関と連携して当たることが必要になります。

 


・家庭の様々な問題(両親の不仲・離婚・DV・虐待・親の種々の依存症、親の精神病 等) 

不登校の要因は

1)学校
2)家庭
3)子ども自身の特性・気質

になります。

その中でも家庭の問題は、長い時間をかけて子どもの内面に影響を及ぼしてきたものが多く、解決には難しい面が多くあります。

両親の不仲・離婚は、大人が考えている以上に、その爪痕は深く残ります。

子どもは親を選べないし、ほとんどは「選びたくない」わけでしょうから、自分の気持ちを押し殺して日々過ごすことのストレスは、甚大なものと捉えなければなりません。

DVの場合、ケースによっては離婚したことで子どもが安定してくることもありますが、その心の傷が安心できる環境になってから出てくるという「タイムラグ」に気をつけたいところです。

ある中学生の不登校の原因が、数年前の父親の暴力で、その父親と離婚してしばらくしてから心の傷が「不登校」という形で出てきたケースもありました。

離婚してから不登校になるまでは、2年ほどのタイムラグがあったため、専門的な知識と経験値がないと不登校の原因を見落とす危険性が出てきます。

さらに虐待となると、やはり傷の深さが尋常ではなく、時間をかけてじっくりとケアしていく必要が出てきます。

また、親が依存症や精神病などの心の問題を抱えた場合、発症してからその状態が長期間に及ぶことが多く、子どもはその間、その影響をどうしても受け続けることになります。

家庭のこうした問題によって、子どもは自分の気持ちを抑えることを強いられるので、その反動が不登校という問題となって出てくることは珍しくありません。

学校に行けないのは、学校に原因があるケースばかりではないということです。

その他には、親の病や親との死別というのも、年齢が低いほど、その精神的ダメージは大きいと考えていいでしょう。

こうした家庭の問題を抱えた子供には、先生や残された家族だけでなく、周囲の人たち、専門機関との連携など、地域や社会が支えていける体制をもって、長い目で成長を助け、見守ることが求められます。


・入試の失敗や不本意入学による挫折感 

第1志望の学校に入学できずに、他に合格した学校に入学するというケースはたくさんあります。

しかし、中には自分の中でどうしても折り合いをつけることができずに、入学しても学校生活を悶々と過ごす場合があります。

その葛藤が深くなると、気力がなくなり、登校意欲も失い、不登校になることがあります。

また、入学してみたら荒れた行動を取る生徒が多く、それに失望して学校に馴染めずに不登校になる場合もあります。

この場合、クラスの友達などとは関わろうとしなかったり、学校の活動や行事にもとても消極的だったり、学校に対して心を閉ざして過ごすようになります。

そのうち、家でも同じ傾向を見せ始め、だんだんと無気力な感じになっていきます。

こうした無気力な状態を放置すると、自分に対する自信を失い、自己肯定感も失われることもあります。

この場合、いち早くその子の思いを聞いてあげ、場合によっては再受験など、新たな進路を検討することで、元気を取り戻すケースも見受けられます。 

対人関係に大きな問題がある場合ではなく、不本意入学によって無気力になるということは、裏を返せばそれだけ納得と充実を得られる学校生活を渇望しているともいえるわけです。


・新しい学校での適応障害 

上記のように不本意入学ではなくても、新しい学校生活に馴染めず、子どもによっては不適応を起こしていく場合があります。

これも理由はその子によって違ってきますが、多くは「人間関係」であることが多いでしょう。

中学生までとは違ったタイプの子たちと上手く関係が築けなかったり、校風に馴染めなかったり、中学までの知っている子たちが一人もいないなどによって孤立したりします。

あるいは、もともと対人関係が苦手だったお子さんが、新しい環境(人間関係)に上手く適応できないという場合もあります。

勉強に追いついていけなくなるということがきかっけになることもあります。

また、稀にですが、通学時間が長時間のために、早朝に家を出て帰宅時間が遅くなるなどの毎日を過ごすうちに、疲れ果ててしまって不登校になるケースもあります。

そうした条件や環境面なのか、人間関係の問題なのか、あるいはその両方なのか。

そこを見極め、適切な対処をしていくことが必要になります。

 


・青年期に顕在化してくる様々な精神障害 

不登校の原因として考えなければならないのは「こころの病」です。

こころの病の中には、元々(遺伝的に)病気になる素因がある人もいます。

そういう人がいわゆる精神病を発症が始まる年齢が、思春期(中学生)以降です。

具体的にいうと統合失調症、うつ病、強迫性障害です。

うつ病と強迫性障害は、遺伝的な気質ではなく、何か極度のストレスが原因で一時的(一過性)に症状がみられるケースもあります。

しかし、遺伝的気質による場合は、極度のストレスを経験していなくても症状が出始める(発症する)のです。

他には、遺伝的な気質とは関係なく、何らかのストレスや心の問題で発症するものとして多いのがパニック障害をはじめとする不安障害や摂食障害です。

もし、こころの病が疑われるのであれば、信頼できる医療機関(児童精神科・思春期外来)の受診が必要になります。


・以上の要因が複合的に起因している不登校 

不登校の原因を考える場合、その原因が一つではなく、複数存在しているケースもあります。

父子関係に問題があり、その心理的な問題によって学校生活に上手く適応できない。

そうこうしているうちに学力が低下し、成績の低下を父親に厳しく叱責され、本人のストレスがマックスに達し、糸が切れ、不登校になる。

こういう場合、原因と考えられる要素を一つ一つ見極め、原因になった時系列もおさえ、どの原因が中心(一番影響が大きい)か、他の要因がそれぞれどの程度の影響を及ぼしているのか。

こうしたことを一つ一つおさえ、全体像の把握に努めていきます。

こうなると、保護者や学校の教職員だけでは対応できないといっていいでしょう。

信頼できる専門家の力を借り、正確なアセスメントが必要になてきます。 


こうした以上の要因が、不登校の原因として、
一般的に考えられるものだといえます。

では、こうした要因を念頭に置きながら、
不登校を考える時に、先ず留意すべきことは何でしょうか?


・発達障害により、本人が学校生活に様々な困難を経験した場合 

LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害or注意欠如・多動症)、ADD(注意欠陥障害)、自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群などの発達障害が原因で、不登校になるケースもあります。

障害の程度は子供によって様々なのですが、ある場面、ある行為に対して、極度の困難をきたしたり、ものすごく苦手で出来ないことがある。

そのため、学校生活でいろいろな困難を経験することで、精神的に疲弊し、学校に行けなくなってしまいます。

障害に対しては、日本の社会はまだまだ理解がなく、偏見や誤解による誹謗中傷を経験したり、サポートの不足や不適切さによって問題行動につながることで、教室にいられなくなったり、クラスメイトとトラブルになることもあります。

発達障害に関して学校現場で先ず必要なことは、きちんとした「理解」です。

この理解をもとにしてこそ、適切な関りやサポート、クラスづくりが可能になります。

周囲の子どもたちに的確に理解をもたらすのは、周囲の大人たちです。

教職員、保護者、地域の支援者などが、きちんとした理解をもつことによって、障害を抱えた子どもが笑顔で過ごせる環境を整えたり、場合によっては新しい環境を見つけてあげたりすることで、不登校は解決していきます。


・本人が不登校の理由・原因をわかっている場合、わかっていない場合

不登校の子供に接していく時に、先ず留意すべき点。

つまり、最初に見極めなくてはならないことは、お子さんがどのような状態であるのかということ。

つまり、本人が「学校へ行かない」と言っているのか、それとも「学校へ行けない」状態なのかということです。

本人が「学校に行きたくない」とはっきりと言った場合、これは本人の中である程度原因が明確になっている場合です。

但し、明確になっているからといって、本人がその理由を打ち明けてくれるかというと、これはもちろん、ケースバイケースです。

原因ははっきりしている。しかし言いたくはない。
こういうケースだってあるのです。

代表的なものは、いじめです。

いじめの告白というのは、子供たちにとって最もハードルの高いものだと思った方がよいでしょう。

口が裂けても言いたくない、言えない。

自分がいじめられているということは、それほどに言いたくない、口にしたくないことなのです。

そういう意味では、自分がいじめに遭っていると親に言える子は、まだそれほど大きなダメージを本人が受けていないか、親に余程の信頼感があるのか、あるいは、想像を超えるほどの覚悟で打ち明けたかのいずれかでしょう。

続いて、「学校に行けない」状態の場合です。

これは、ケースによっては、本人の口から出てくる言葉は、「学校に行く」「行きたい」だったりします。

ですからその場面では「行かない」ではなく「行くつもり」でいるのです。

前日の夜には、学校にいく支度を整えて、「明日は学校に行くよ」「行こうと思う」といいます。

ところが、朝になると、頭痛や腹痛によって行けなくなってしまう。

トイレに入ったら出られなくなってしまう。

また、途中で金縛りのようになってしまい、やむなく引き返してしまう。

これは、学校に行かないのではなく、学校に行けない状態なのです。

つまりこのケースの場合、なぜ学校に行けなくなるのかが本人にもわかっていないか、もしくは今一つはっきりしない。

子ども自身の中でも、不登校の原因がはっきりとわからないということになるわけです。

この場合は、本人に学校に行けなくなる原因や、思い当たることなどを聞いてみても、明確な答えは出てきません。

しかも、こういう状況で「どうなの?」と迫られると、お子さんは非常に当惑しますし、心理状態も悪化します。

ですから不登校で最初に見極めなくてはならないのは、本人が「学校に行かない」のか「行けない」のかということです。

ここを正確に見極めることができないと、その後の援助的な対応をしようとした時にちぐはぐなことになって、却って余計に不登校を悪化させてしまうかも知れません。




・学校やクラスの雰囲気が合わない

不登校になるケースとして、学校やクラスの雰囲気にどうしても馴染めないという場合があります。

例えば、柔和なお子さんが厳しい雰囲気に神経が参ってしまったり、一人でいるのが好きで大勢が苦手なお子さんが大人数(マンモス校)の雰囲気に圧倒されてしまったり、まじめで優しいお子さんが荒れた校風に気が滅入ってしまったりなどです。

大人でも「この人たち(集団)には、どうも馴染めない(合わない)」「一緒にいてもなにかつまらない、あまり楽しくない(不快)」ということがありますよね。

社会経験も乏しく、年齢的に人生の経験値もなく、人間関係そのものもまだまだ未熟な子ども同士のことなので、合わないということへの抵抗感やハードルは、大人以上に出ることがあります。

努力や経験によって慣れていく。

つまり、時間が解決してくれる程度のことならともかく、学校に行けない状態にまでなるということは、本人と学校とのこうしたギャップについて、改めて検討する必要はあると思います。

1年生の時は楽しく投稿できていたのに、2年生でクラスが変わってから登校できなくなったという場合は、学校というよりそのクラスが合わないということになります。

この場合、クラスで何か特別に嫌な経験をしたという場合もありますが、特に際立った嫌な思いをしていなくても、そのクラスの雰囲気にストレスが鬱積し、不登校になることもあります。

こういうケースはクラス替えになって、相性の良い子たちと一緒になることで、上手く乗り切っていける(再登校)ケースも出てきます。

ですが、学校全体の雰囲気や要素が原因であれば、場合によってはですが、転校や、進学時に環境面を考慮していくという必要も出てきます。 


・「べき」「ねばならない」に囚われてしまっているケース
 

何らかの理由で不登校になった場合、その後、本来の不登校の原因が解決していても、なかなか登校できないというケースもあります。

その一つに、お子さん本人の「~すべき」「~ねばならない」といった捉え方や試行が原因になっている場合もあります。 

代表的なのは「学校には行かなければならない」「不登校などすべきではない(許されない)」というもの。

もちろん、学校には行けたらそれに越したことはありませんし、周りの多くの子が学校に行っているのに自分は・・・と考えてしまうのは健康的な捉え方です。

ただ、この思いが強すぎて「行けるに越したことはない」が「行かなければならない」「休むなんて人生の終わり」とまで本人の中でなってしまうと、身動きがとれなくなってしまいます。

自分で自分を追い詰めたり、強烈な自責の念に駆られてしまって、そもそもの不登校の原因とは別の、新たな原因となってしまいます。

不登校は基本的には学校復帰を見据えてケアをしていきますが、そこに固執することとは違います。

むしろ今、席を置いている学校以外の学校や、周囲の多くの子どもたちとは別の道に、その子の活路がある場合もあります。

すると「学校に行かなくてもいいんだ」という思いになり、学校に行けるようになるというケースもあります。

結果としてそういう捉え方になることでお子さんの精神状態が良くなり、行動が戻り、結果的に再登校につながることもあるわけです。

また今、席を置いている学校には登校が難しくても、その後、転校した先や進学先において、明るく登校できるようになるケースもあります。

「~しなければならない」「~すべき」という捉え方や思考は、小さいころから形作られているものなので、保護者の関わり方や性格、永い間経験してきたことなどを、改めて見直すという取り組みを並行することも多いですね。 




・不登校の原因と父親 

特に思春期(中学生)の男子の不登校では、父親との関係が悪いというケースが非常に多くあります。

わかりやすくいうと、父親が息子に理解がなく、良好なコミュニケーションが無いのです。

例えば、父親が自分の(狭い)価値観から、一方的に息子にそれらを押し付ける。

それは主に学業面や生活態度、口のきき方などに対して、多くみられます。

息子が自分の思いを話そうとしても、その言い分に耳を傾けることが少なく、正論をかざして「とにかく言う通りにしなさい」「文句があるなら一人前になってから家」などといって話を終わらせる。

いざという時、子どもの味方、理解者として十分にその役割が果たせない。

不登校の相談に応じてきた中で、親子(父子)がこうした関係性になっている家庭が非常に多いことに驚くばかりです。

そして、子どもに何か問題が発生したときに、妻(母親)の養育姿勢に不満や批判の矛先を向けるというケースも実に多くあります。

誤解を恐れずに言うと、こうした父親の問題性は、多くの家庭で「判で押したように似ている」といえます。

子どもがまっずぐに育つためには、母性と父性を十分に感じることが大切になってきます。

父性とは威張ったり力で子どもをねじ伏せることではなく、子どもに生き方の懐の広さを伝える親の姿勢ともいえます。

そして、いざ子どもが最も困ったときに、最良の理解者となり、子どもを全力で守る姿勢にも、子どもは「父性」を感じ、自分のものとしていきます。

こうした父性の「欠如」が不登校という形で表れてしまった場合、不登校を解決するためには、父親が父性を兼ね備え、子どもの良き理解者であるという「関係性」を改めて再構築していくしかありません。

ですが、これまで「俺流」を貫いてきた父親は、自分の人生や価値観を再構築することには、大変な抵抗を示すため、結局は不登校が長期化するケースが多くなっています。 

・不登校の原因と母親

不登校になる子どものご相談で最も多い来談者が母親、お母さんになります。

一般的にはこのお母さんが家族の中で一番、お子さんの不登校への対応で苦労を重ねることが多いです。

不登校の原因として、実はそこまでの母親との関係性、母親の関わり方が大きな原因になっているケースもあります。

わかりやすくいうと、母親がその子に対して過干渉か、無関心か

大きく分けるとこうなります。

そして、こうした自分とお子さんとの問題点に気づいているケースより、そこに自覚がなかったり無意識であるケースの方が多いともいえます。

ここで過干渉と無関心というと、一見その両者は対照的、全く逆のように聞こえるかもしれません。

しかし、実際この両者には、共通する点があります。

それは、両者とも、子どもが一番関心をもってほしいことには「無関心」だということです。

過干渉のお母さんも、一見子どもに強い関心を持っているように思えます。

ある意味、関心は強いのですが、大切なのは「どこに関心が向いているか?」です。

もっというと、子ども自身が一番関心をもってほしいところには関心がほとんど向いていない。

それ以外の外側、枝葉の部分に「執拗な関心」が向いてしまっているのが、過干渉のお母さんの特徴です。

これが不登校という問題が起きると、より顕著に浮き上がってきます。

よくある場面が、お母さんが子どもの生活態度の乱れに過剰なほどの関心をもつことです。

そうなると、部屋に閉じこもり気味のお子さんとたまに顔を合わせた途端に「早く寝なさい」「いつまで寝てるの」「ゲームばかりやって!」と言ってしまいます。

もちろん、生活態度の乱れ自体も問題の一つではあります。

しかし、そもそもなぜ、お子さんがそこまで追い込まれてしまったのか?

それはお子さんの周囲や内面に何かが起きているからです。

そこには関心が向かないか、一時は向いてもすぐに「生活態度の乱れ」に目が向いてしまいます。

不登校の子どもには、これが一番嫌な事、嫌悪したくなることであり、心を閉ざしたくなる関心の持たれ方なんですね。

こういうケースでは、お母さんが子どもの内面に関心が向き、理解ができてくると、その瞬間から子どもの様子が変わるということが起きるのは、珍しくありません。

例えば、家でダラダラして学校に行かないだけでなく、昼夜逆転し、ゲームばかりし、勉強も一切しない。

そういう我が子を見て、心穏やかな親はいないのは当たり前です。

ですが、今は「不登校」という非常事態です。

そこで、その目に見える生活態度、つまり表面的、二次的な問題にではなく、根本の問題である何らかの「心理的問題」にまっすぐ関心をもってお子さんを観察する

そうしてある時「そうか、この子はダラダラだしているだけにみえたけど、実は心の中でものすごい葛藤を経験していて、家にいても大変な消耗をしているから、ダラダラするしかないのか」ということに気づいたとします。

すると、その瞬間から部屋に閉じこもり気味だったお子さんがリビングに降りてくる。

急に外に出かけてみたいと言う。

ずっと入っていなかったお風呂に入る。

突然散髪に行く。

こうした変化が、母親の気づきと時を同じくして起きることも、珍しくないのです。

興味深いのは、母親が気づいたことを子どもには伝達していないにもかかわらず、こうした変化が起こることです。

つまり「言外に伝わること」があるといえます。

お子さんにしてみれば、自分の心理的問題に気づき、理解は、イコール自分が一番関心をもってほしい、理解してほしいことへの気づきと理解です。

そこに関心をもってくれたこと、わかってもらえたことで、心理的問題の一つが氷解して、新たな行動が起きるわけです。

無関心の母親の場合、子どもを怒れない、母親が自分のことで精いっぱいであまり子どもに関わらないことが多いです。

そしてこういう関係性は比較的幼いころから(乳幼児の頃から)顕著にみられることも多いですね。

だから、今の時代でいえば、そこにいち早く気づくのが保育士だったりします。

園の生活や送り迎えのやり取りで、そういう母親の無関心さはかなりわかりやすく出てくるのです。

もちろん、過干渉の場合も保育園で浮き彫りにはなりますが、無関心の関係性にくらべると、子どもの年齢でいえば幼児期以降に見られやすいですね。

子どもが発達とともに行動範囲が広がることで、母親の心配の種が増えるからだと思われます。

また、だんだんと自己主張が出てくる年齢になると、母親の過干渉が表に出やすくなるともいえますね。

いずれにしても、子どもが年齢に応じた成長を遂げるために、母親が子供の内面に関心が向き、正確な理解が持てていることは、普段の子育てはもちろんのこと、こうした不登校の原因を考える上で、また解決する上で非常に大事なことになります。 



・不登校の原因、小学生の場合

小学生の不登校の原因として多いのは、いじめ、そして家庭の問題です。

いじめの場合は原因は学校生活にあるわけですから、基本的には学校側の取り組みが大きなカギを握ります。

いじめ問題で一番学校側や親御さんが困るのは、なかなか真相が明らかにできないこと。

子どもたちは当事者も含め、真相を語りたがらないためです。

場合によっては、いじめを受け、不登校になっている子供自身が、口をつぐんだり、いじめの事実を隠そうとします。

当人にとっては、自分がいじめられているという事実は知られたくなかったり、公になることで自分に更なる火の粉が降りかかることを怖れているためです。

そして、不登校の期間に考えなければならないことは、いじめによる精神的なダメージを受けている子どもは、たとえ学校に行かずに家で過ごしていても、日々傷ついていくということです。

理不尽ないじめによって自分は悪くなくても、学校に行けない自分に対して、子どもは強烈な自責の念、自己否定に苦しみます。

家にいて物理的に安全であったとしても、精神的には日々、追い詰められていると考えるべきです。

そうしたことからも、不登校の期間が長期化することは好ましくありません。

そこで、学校に復帰してもいじめのリスクが残る状況が長引く場合は、転校という選択肢も視野に入れることが必要になります。

また、中学生や高校生に比べ、年齢的に小さい小学生の場合、家庭の問題の影響をより深く受けるケースが多いです。

思春期以降になれば、親に反旗を翻すような行動(例えば反抗、非行、家に帰らない)によって精神的なストレスを若干解消するケースもあります。

しかし小学生はそれが出来ないので、心理的な問題がより深くなります。

特に家庭の問題は乳幼児期(0歳~4歳)、そして児童期(4歳~7歳)そして学童期(7歳~12歳)と長い間積み重なってきた問題性なので、根が深いケースが多いです。

そして家庭に問題がある場合は、子どもだけケアを受けても解決しないことが多く、保護者に対するケアや保護者の協力がどうしても必要になります。

ところが、保護者がこのケアを受け容れなかったり、協力要請にも応じてくれない場合も少なくなく、家庭の問題による不登校はこうした意味で、解決に困難を伴うことが少なくありません。

あとは、いじめもなく、家庭に問題もない場合でも、本人の気質や特性によって生じる苦手分、あるいは発達障害等が原因となって、学校の集団生活に対する適応で困難をきたすことによる不登校もあります。

元々集団が苦手な子どもは大勢いますし、ゆっくりペースが好きな子もたくさんいますが、そうした子どもたちが苦労する場面があります。

また、発達障害により、特別に苦手な事、苦手な場面がある場合です。

こうした場面を度々経験することで精神的なストレスが鬱積し、不登校になるケースです。

この場合も、家庭と学校が協力して、その子の発達課題をクリアできるように援助したり、障害による苦手な場面にどう対応するかを一緒に考えていくことが必要になります。


・不登校の原因、中学生の場合
 

不登校の人数が最も多いのが中学生です。

それは、子どもの年齢的なこと(発達段階)が起因しています。

思春期(13歳以降)は、学童期まで(12歳まで)に蓄積された精神的、心理的な内面の問題が一気に表に出てくる(顕在化してくる)時期です。

子どもの心理的な問題というのは、小学生までは比較的表に出てこないケースの方が多いんです。

私もスクールカウンセラーとして多くの小学生と接してきて、大変な家庭等の問題を抱えているのに、不登校にもならず、それほど精神的なバランスを欠くまでには至らない子どもは、結構いました。

そんな子でも、中学生になってしばらくして、不登校になったり、非行化したりというケースがありました。

このように子どもの心理的問題というのは、精神的な問題や問題行動として現れるまでに、タイムラグがある場合が少なくありません。

問題が明らかになったとき、その原因は数年前・・・というケースは珍しくありませんでした。

このタイムラグが把握できないと、不登校の場合もその原因がわかりにくくなります。

小学生までに心理的な問題が起きて、それが解消されないまま中学生になった場合、その問題が外側に向かう場合には非行や問題行動になって出てきます。

逆にその問題が内側に向かう場合、不登校や引きこもり、うつ、パニック障害、強迫性障害、摂食障害などのこころの病や、自傷行為などに現れます。

それから、小学生までは問題がなかった場合でも、中学生活で何か大きな抱えきれないストレスを経験した場合にも、同様の状態に陥ることがあります。

子どもたちの人間関係も、中学生になった途端にガラリと変わります。

男子は中1の夏休み以降から心身共に急激な変化(成長)を見せます。

女子の場合は、小学校4年生くらいからゆっくりと変化(成長)を見せることが多いでしょう。

カウンセリングの中でも、小学生までは特に悩まなかったけど、中学生になったら人間関係が上手くいかなくなったという話をよく聞きます。



それぞれが急激に、しかもアンバランスな変化を見せるため、人間関係も小学生までよりも、より複雑で難しいものになるからです。

親御さんもお子さんが思春期になると、その接し方が難しくなると訴える人が多いですから、そんな難しい時期の子どもたちが集団で過ごす教室では、いろいろな苦労や問題を経験する率が高くなります。

そうした諸々の事情から、不登校になる率も中学生が高いことになります。


追伸:
心理カウンセラーでもあり、元スクールカウンセラーでもある鈴木雅幸が、不登校・いじめをはじめとする問題解決のヒントや、笑顔で子育てするためのメッセージをメールマガジンでお届けしています。(スマホ・タブレット・PCでいつでも読むことができます) 

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