カウンセリングと教育は切っても切れない関係?


2020年の学校教育改革では
アクティブラーニング、教えない教育が目標になります。

この「教えない教育」は、カウンセリングの世界では
70年前から実践されてきました。

正確にいうと、カウンセリングの世界でも、
ここ40年は実践が不十分。

昭和40年代までは、実践に優れた臨床家がいました。

今はその実践がしっかり受け継がれなくなり、
カウンセリング界も知識や理論編重になってきました。

それはともかく、カウンセリングの出発点は
実は「教育」だったんですね。

元々は大学のキャリア支援からスタートしました。

そこから、学生の悩み全般への支援に応用され、
心理カウンセリングにつながっていったんです。

だから、カウンセリングとは「教育」といってもいいんです。

ちょっとここで、考えてみましょう。

カウンセリングに通うことで、
クライエントはなぜ、問題解決が出来るのでしょう?

新しい知識や情報を得るから?

その時々の対処の仕方を教えられるから?

確かにそういう側面もあります。

しかし精神状態が改善・回復するとか、
物事の捉え方が変わるとか、メンタルが強くなるとか。

こうした変化が起きるのは、クライエントの中で
「人間的な成長」が起こるからです。

私たちが悩みを解消したり、
直面している問題を解決したりできるのは、
私たちの視野が広がり、物事の捉え方が変わるから。

この視野と捉え方の変化こそが、
私たちの人間的な成長そのものなんですね。

こうした変化が粘り強さや冷静さにつながり、
「精神的な立ち直り」に直結します。

ですからカウンセリングで重視されることは、
直面した問題の解決を通して、
「いかに人間的な成長が起きる条件を整えるか」です。

その人間的な成長を整えるために大切なのが
カウンセラーとの人間関係、コミュニケーションであり、
そのコミュニケーションが「血の通った対話になること」です。

そして血の通った対話の要(かなめ)となるのが
傾聴であり、共感的理解なんですね。

傾聴と共感的理解は人間的な成長を起こす
条件を整えるための技法といえるんです。

だから、カウンセリングは教育といってもいいんですね。

カウンセリングの祖、ロジャーズが教育書を世に多く残せたのも、
カウンセリングのあり方が教育そのものだったからです。

つまりカウンセリングの学習は、
人がいかに育つかの探求といってもいいんですね。

ですからカウンセリングを実践したり学んだりする上では
この「人間の成長」ということを
常に意識して取り組まれるといいと思います。

精神的な機能の回復とか、問題解決は
そのプロセスの一つだといってもいいかもしれません。

そこが主目的ではなく、こうした苦難を乗り越える経験を通して
クライエントが人間的成長を重ねていくこと。

これがカウンセリングの主たる目的といえますね。

カウンセラーはそのサポートが役割となります。

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【関連記事】
傾聴とは?実践的な効果技法、練習法
カウンセリングとは(その効果と活用法)
共感的理解とは 
カウンセリングマインドとは(その意味と事例)

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