子育てにも「勉強」って必要?




こんにちは、鈴木です。

昔、児童心理学者で教育者であった
平井信義先生という方がいました。

その方が、ご自身の著書の中で、
こんなことを書かれていたんです。

「子育て(の仕方)の教育を、お母さんに義務付けした方がいい」

義務付けというと、少し誤解を受けるかもしれません。

しかし、受験や仕事がきちんと出来るようにするためには
皆さんは「ちゃんと勉強しなければ」と考えたはずです。

つまり、しっかりと物事をするために
必要な学びがあるということですね。

車をきちんと(安全に)運転出来るようになるために、
教習所という所に通いましたよね。

車の運転には、免許資格が必要なので、
知識と技能の面で一定の力が求められる。

そのために義務化された制度です。

車を運転するのに、これが必要ないと思う人は、
おそらくいないのではないでしょうか。

そして、人間の人格と命を育てる「子育て」に関しても、
義務化とはいわなくても、きちんと学ぶ必要はある。

私はそう考えてきました。

子どもが人間的にしっかり成長するためにも、
社会生活をしっかりして、幸せに過ごすためにも。

そのためにしっかりとお子さんに接っしていく。

そのための子育ての知識とやり方を
きちんと学ぶ必要って、やっぱりあると思うんです。

現に、子育てにこれだけ多くの親御さんが困っている。

子どもの頃からの成長過程に問題が発生し、
大人になってそれが大きな問題になってしまう。

ちょっと知識があれば困ったり、動揺したり、不安にならない。

そういう場面はけっこうあるように感じています。

例えば、子どもには、その成長段階に応じて、
あるいは年齢によって必要な経験ってあるんです。

乳児期(0歳~2歳)までは、自分の存在を
心から信じられるという経験です。

そのために、絶対的に信頼できる人間の存在と、
その人間とのどこまでも温かい交流経験が大事になります。

幼児期(2歳~4歳)は、自律(セルフコントロール)心を養う時期。

そのためには、乳児期に育ててきた信頼感が土台となり、
大人が根気よく穏やかに社会のルールを
少しずつ教え伝えていく(しつけ)を始めます。

児童期(4歳~7歳)は様々な遊びなどを経験し、
想像力、探求心が育つ時期です。

いたずらやちょっと危険な遊びもしながら、
怪我や失敗の経験も含め、創造性がはぐくまれる年齢です。

学童期(7~12歳)には、コツコツ物事に取り組む力を
一つ一つの経験から養う時期です。

また、集団による遊びも含め、様々な経験を重ねることで、
わかち合いを中心とした人間関係を経験し、学びます。

こうしてその時の年齢によって学ぶことが違いますし、
その時にしか学べないテーマもあるわけです。

また、ここにその子その子の「個性」「気質」が加わり、
習得の順番や必要な時間も「違い」が出てきます。

こうしたことを、果たしてどれほどの親御さんたちが、
基礎知識として知っていて、なおかつ実践できているか?

逆にいうと、こうした年齢別の発達テーマを知っていれば、
その時々の年齢に応じたテーマを重視できます。

こうした知識がないと、いろいろなことが不安になり、
その年齢では無理な事、不適なことを
親後さんが必死に身につけさせようとします。

幼いころから語学教育に時間を割くことは、
果たしてどれほどその子にとって有益でしょうか?

例えば、人間関係を十分に経験する必要のある時期に、
一人で黙々と勉強漬けの日々を送る。

それがその後、その子にどんな影響をもらたらすでしょうか?

私たち大人がこうしたことを
「知っている」「学んでいる」ということが、
子どもの発達や将来に、どれほど有益なことか?

「知らない」「学んでいない」ということが、
いかに大きなリスクとなるか?

少しはおわかり頂けたのではないでしょうか。

こういうことを知っていれば、
その年齢で最も優先すべき経験は何かわかります。

優先順位がつけば、慌てることも、
不安になることもありません。

もし、後からこうしたことを知って、
ある年齢の経験が十分ではないと気づいたとします。

例えば中学生の思春期に、
この子は児童期(4歳~7歳)に必要だった
想像力、探求心が育つ経験が不足しているとわかった。

そうしたら、中学生から想像力・探求心が
少しでも育っていくような環境・接し方をします。

その時は、積み残したテーマに対して、
時間をかけて経験(学習)し直していけるような
そうした環境をお子さんに提供すれば良いのです。

時には困難を伴う状況があるかもしれません。

でも、やはり18歳~20歳までに必要なことは、
時間をかけても出来るだけ学び直すことをおススメします。

でも、年齢別のテーマという知識が無かったら、
そこに気づいてやり直すこともできません。

その年齢で大切なことは何か?

どんな経験によって、培われていくのか?

先ずはそうしたことを知ることが大切です。

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