自分軸の見つけ方~自分で考えるって大事


こんにちは、鈴木です。

「生きづらい世の中になった」

そう思うことはないでしょうか?

実際、そういった声を聞くことも少なくないです。

生きづらくなった要因は、いろいろあります。

一番の要因は、やはり「人間関係」でしょう。

人と人との関係が、すぐにギスギスしてくる。

人間関係が希薄になったからです。

みな、心に余裕がなくなってきているのでしょう。

そして、他にもいろいろ要因はありますが、
一因として、私は「情報過多」が
影響しているのではないかと思っています。

カウンセリングに訪れるみなさん。
悩んでいるので、いろいろ情報を調べます。

その結果、不適切な情報に振り回されたり、
多くの情報に押しつぶされそうになったり・・・・

そう、情報を集めて解決するどころか、
かえって混乱したり、不安になっています。

「うつ」の情報をネットで調べた。

何か自分にすごく当てはまる・・・・・

そうやってカウンセリングに来た方でも、
実際、うつではないということがよくあります。

自分は発達障害ではないかと思い、
ネットの情報と自分の特徴が一致する。

もしかしたら・・・・

不安が募るばかりになりますが、
この場合でも、自分だけでは判断できません。

今の時代、すぐに多くの情報が取れます。

昔は図書館などに足を運び、
専門書を調べないとわからなかった。

その種のものも、スマホだサクッと調べられます。

でも、そのためにかえって迷いや不安が膨らむ。

そういうケースを、実によく目にします。

専門書の知識は、ある程度専門知識の積み重ねがあって、
はじめてその情報を活用できたりするもの。

そんな種類の情報をスマホでサクッと・・・・

そりゃあ、混乱しますよね。

つまり、ここからいえることは、
情報を調べすぎて混乱するということは、
そもそも情報を取捨選択する基準をもっていない。

そういうことも原因になっているということです。

つまり、自分の軸となるもの。

この場合の軸とは、物事に対する判断基準や
ものの観方の尺度ですね。

そうした軸が必要だということになります。

自分が物事をどう捉えるのか?

その捉え方の基準となるものです。

人生観や人間観といった自分なりの価値基準ですね。

多くの情報に振り回されるせいなのか、
こうした「軸」が不在という人が増えました。

一斉授業が主流の日本の学校教育によって、
自分の考えを育てる機会が希薄になったせいなのか?

情報に振り回されているうちに、
情報がなかったら、何も判断できなくなったからなのか?

いずれにしても「軸」が不在という感じは否めません。

自分なりにものを観て、
自分なりにものを考え、判断をする。

そういう習慣が根付いている人が、
すいぶんと少なくなってきたように思うんです。

情報をうのみにしたり、すぐに信じてしまったり・・・・

別に、疑い深くなれという話じゃないんです。

物事を斜めから見ましょうということでもありません。

ただ、みんながそう言っているからといって、
それが本当なのか?

自分もそれでいいのか?

そうやってワンテンポおいて、
問い直してみることも大切だと思うんです。

自分なりの軸がもてないと
条件反射のような反応をしてしまいます。

最たるものが、ネットの反応です。

すぐに批判や誹謗中傷に
ワッとむらがるように反応が集中する。

「炎上」という現象も、そうした反応の一つでしょう。

「自分ならどうだろう?」

「事の真相って何だろう?」

「問題の本質ってどこにある?」

そういうワンテンポおいて観がるって
大事なことだと思います。

ただ、人間、精神的に追い込まれてから、
そんな風な思考って働きません。

極端な例が過労死した方です。

精神的に追い込まれていったので、
しっかりとした判断も
働かなくなっていたとのだと思います。

そうなる前に、日頃から自分でものを考える。

自分はどう思うのか?

自分はどうしたいのか?したくないのか?

そういうところから問い直していく。

こうした作業を普段からやっておくといいですよ。

中には、自分に自信がもてないので、
なかなか自分の考えや判断にも自信がもてない。

そういう人もいるかもしれません。

行動が消極的になるときというのは、
自分の考えや判断に自信がもてないことが多いんです。

なぜなら、その考えや判断に沿って行動したら、
上手くいかないのではないかと思ってしまうからです。

こういう葛藤も、なかなか理解されないことが多いですね。

ですから、日ごろ、小さなことからでかまいません。

自分の眼で見て、自分で考え、判断してやってみる。

それを日常的にやってみてください。

テレビのニュースや情報番組を観た時や、
ネットのニュース記事や情報にアクセスしたとき。

書いてあることをうのみにしたり、信じる前に、
先ず自分で「本当か?」と、自分の軸に照らし合わせます。

そうやって情報にふれていくと、
その裏にある真実が、段々と見えるようになってきます。

こうした習慣を仕事しているときや、
職場の人間関係でも意識してみます。

すると、悩んでいたことが、
悩む必要が無かったと気づく・・なんて場合もあります。

情報が氾濫している。

そんな時代だからこそ、
自分の「軸」が必要になると思います。

自分の身を守るためにも、
こうした軸は、すごく重要になってきました。

幸せに生きるためにも、
自分の軸を持つことが、これから増々問われます。

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以上

自分の存在価値、存在意義がわからないとき


こんにちは、鈴木です。

以前、孤独死をテーマにした番組で、

亡くなる方が生前どうだったか、
その声を取り上げたそうです。

その生前の声の中で、
とてもよく出てくる言葉。

それが「必要とされる・されない」というものです。

自分が誰からも必要とされなくなった。

社会に自分の居場所がなくなった。

これは、とても寂しいというか、虚しいというか、
何ともやりきれない気持ちになるものです。

なぜなら、この世界で自分が
本当に一人ぼっちになったように感じるからです。

誰からも必要とされないと思うと、
「お前なんか要らない」ということを
突き付けられたような気持ちになります。

自分の居場所が、もう、この世にはない。

自分はここに、居てはいけないし、
別に居なくてもいい存在。

そんな風にしか思えないのは、
絶望の淵から突き落とされたような感覚に襲われます。

その思いから抜け出せなくなると、
生きていく気力が失われまず。

結果、病などで命を落とす人も出てきます。

先ほど挙げた孤独死や、自死もそうですね。

こうした悲劇、不幸は、
断じて防がなければなりません。

その後には、悲しみと絶望以外は、
何も残らないと思うからです。

では、どうすれば、こうした悲劇や
不幸を防げるのでしょうか?

その前に、こうした悲劇や不幸が
なぜ起こるのかを考えてみます。

社会的な背景や、その人その人の生活事情など、
いろいろな理由があることは否めません。

しかし、こうした渦中にある人たちが、
総じて口にする「必要とされる」ということ。

ここに、この問題のカギがあります。

「人に必要とされたい」

この思いが、逆に
自分を追い詰めることになっているとしたら?

あなたはどう思いますか?

「誰かに必要とされることは喜び」

もちろん、そうした喜びもあると思います。

しかし、それはあくまでも
「結果的に」だと思うのです。

何かをやって、結果的に得られた
「必要とされた」という実感。

ここには、ある程度の充実感はあるでしょう。

しかし、これを最初から目的としてしまうと、
私たちは段々と苦しくなってくるんです。

「誰かに必要とされたい」という思いだけで生きていく。

それは、ある意味「受動的な生き方」かもしれません。

むしろ、誰かの役に立つ。

誰かの力になる。

そういう動機で生きた方が、
能動的な(主体的な)生き方だと思うんです。

困っている人に優しく声をかける。

人が笑顔になれる働きかけをする。

いつもメルマガで書いていることです。

こうしたことを「自分から」心がけてやっていく。

その結果として「必要とされる」ときもあるでしょう。

必要とされることそのものを目的にすると、
必要とされない場合に、とてもガッカリします。。

怒りとか、嫉妬とか、失望とか、
自己否定につながる気持ちです。

それに、私たちが出会う人たちの中で、
自分の事を必要としてくれる人って、

実は、全体のごく限られた人くらいです。

つまり、出逢う人の多くは、
自分を特に必要とはしていないということになります。

友人・知人でも、同様です。

実際、仲良くお付き合いしている相手でも、
そんなに「あなたが必要」と切実には思っていません。

そこまでいかない程度の関係であっても、
思いのほか、いろいろなことをわかち合えるものです。

でも、必要とされたいという思いは、
実はかなり「強い思い=念」を生んでしまいます。

それは、相手にしてみると、
かえって「重たい」と感じてしまうことも。

だから、必要とされることを目的にしてしまうと、
段々行き詰っていってしまうんですね。

相手の幸せをまっすぐに願い、
その願いを動機に行う働きかけ。

それ以上の思いはなく、
自分が与える行為をするだけで満足する。

それくらいの方が、お互い楽ですし、
相手も素直に感謝の気持ちがわくものです。

なぜか?

それは、ここには「見返り」を求める気持ちは
あまりないからです。

だから、相手は自然な思いやりに感じるし、
お互いが気持ちよくその瞬間、いられます。

「必要とされたい」は、ある意味
「見返り」ともいえます。

これを目的に据えてしまうと、
何度もその期待を裏切られてしまいます。

なぜなら、自分を本当に必要としてくれる人は、
出逢う人間関係の中で、少数だからです。

また、人から必要とされる時間も、
人生の中では、そんなに長くもないんですよね。

だったら、自分から相手の役にたつこと。

それも、見返りを露骨に求めない。

その方が、結局は「楽」なんですね。

この場合の「楽」は、
手を抜いて得られる楽とは違います。

「無理がない生き方」によって得られる楽な感覚です。

第一、必要と思うかどうかは、
残念ながら相手の中で決まること。

こちらがコントロールできることではありません。

しかし「必要とされたい」という思いは、
いつしか「他人をコントロールする」ことにつながります。

「良かれと思ってやったのに」

「喜ぶと思ったからしたのに」

こういう言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。

これは、自分はそう思ったとか、
そういうつもりでやったということ。

相手がそれを「良い」「助かる」と思うかは、
やっぱり相手の中で決まることなんですよね。

これを「あなたが必要だ」と思ってほしいとなり、
思い通りにしようとする。

すると、互いの関係に摩擦が生じ始めます。

こういうことがわかると、人間関係もグッと楽になります。

今までよりも格段に良好な関係を築けます。

必要とされる=自分の価値・存在意義

こうすると、本当に苦しくなります。

やっぱり、無駄に苦しい生き方は、
したくはないですよね?

相手の役に立つこと、喜ぶことを、
本当に相手の立場に立って、
見返りを求めずに行う。

こういうことなら、行き詰りません。

時々、そのやり方に
修正を求められることはあるでしょう。

でも、「必要とされたい」という思いとの違い。

それは、相手を自分の思い通りにしようとしていないことです。

ただ、孤独死をされた人の中にも、
幸せな人生だったんだんなと思う人もいるそうです。

病気がちだったけど、時々お子さんや
お孫さんが遊びにくる。

そういう写真でお部屋が飾られている。

誕生日プレゼントでもらったものや、
思い出の品を大切に保管してある。

こういう遺品から、
その人の人生が映し出されるそうです。

この場合、無くなる瞬間一人暮らしであったということで、
物理的には孤独死でも、心はつながっていたのです。

そこには、自分を思いやってくれる
相手への喜びと感謝があったことでしょう。

その喜びと感謝を相手に与えてきた。

そういう人生だったとということになります。

そんな人は、亡くなる瞬間は一人であっても、
決して一人ぼっちではなかったことでしょう。

私たちは、いつ人生に幕が引かれるかわかりません。

だからこそ、今日という日を、今という時間を
喜びと感謝で満たしていけるといいですね。

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これが自分を変える習慣


こんにちは、鈴木です。

「今の自分を変えたいです」

カウンセリングに訪れたり、セミナーに来てくださる方。

その思いはまさにこの「今の自分を変えたい」です。

皆さん、お金を払ってわざわざ足を運ばれるわけです。

その思いは、強いものがあります。

ですから私も、自分を変える「きっかけ」を
全力で提供しようと努めます。

そう、残念ながら、私が与えられるのは「きっかけ」だけ。

自分を変えられるのは、やっぱり「自分」なんですね。

ですから、今日は
その「きっかけ」になることを書いていきます。

自分を変えるために必要なことは、何か?

変えるために必要なのは、次の2つです。

1)大きなインパクト

2)繰り返し(継続)

この2つが必要になります。

説明しますね。

人が変わるという現象を引き起こすのは、
先ず、大きなインパクトが必要です。

衝撃的な出来事、こころを揺さぶるような経験ですね。

トラウマやこころの傷につながる経験もそうです。

身の危険を感じるほどの恐怖体験、
自尊心を脅かすような経験。

そうした「インパクト」が心に深く刻み込まれてしまい、
それがトラウマとなっていきます。

学校や職場で受けた心ない一言。

たった一言でも、私たちは
心の底から傷つくことがあります。

それは、あまりにも心ない一言、
その心なさの大きさもあります。

また、他の人にしてみたら大したことではなくても、
自分にとってはキツかった・・という場合もあります。

もう一つは「繰り返し(継続)」です。

何度も傷つくような体験をしたり、
長期間傷つくような環境に置かれる。

そうすると、私たちはやはり、
こころに深い傷を負うことになっていきます。

家庭で否定的な態度を取られ続けた。

長期間、学校で辛い状況に置かれた。

それで私たちはやっぱり深く傷ついていきます。

こうしたトラウマをどう克服できるのか?

こころの傷から、いかに立ち直れるのか?

ここに、「自分を変える」ためのカギがあります。

では、そのカギとは何か?

大切なのは、つぎの2つです。

1)大きなインパクト

2)繰り返し(継続)

そう、同じなんです。

マイナスの出来事や経験を、
大きなインパクトと、
繰り返し(長期間)によって、
記憶に刻まれてしまった。

それならば、プラスの出来事や経験を、
大きなインパクトと
繰り返し(長期間)によって、
こころに刻み直していくことです。

もう一度書きます。

プラスの出来事や経験を、
大きなインパクトと繰り返し(長期間)によって、
こころに刻み直していく。

では、プラスの大きなインパクトとは何か?

それは「感動(体験)」です。

感動すること、感動によってこころが大きく動くこと。

そういう経験をすることです。

日々、感動できることを、生活の中に織り込んでいきます。

感動できること、例えばどんなことがあるでしょう?

人によって感動ポイントも違います。

例えば

・良い物語にふれる
・自然のすばらしさにふれる
・人と暖かい経験をわかちあう
・一生懸命生きている人に出会う
・自分を心から想う人の言葉にふれる

いろいろあります。

自分の心がゆり動かされるような経験。

それが、こころの傷を癒し、克服する力を与えてくれます。

もう一つ、「繰り返し(継続)」ですね。

自分を変えることにつながると思うこと。

それを、どんな小さなことでも、繰り返し行います。

・身近な人に優しくする。

・自分が口にする言葉を「愛のある言葉」にする。

・目の前のことに、神経を集中させる。

・これまで以上に、今の自分の状況に深い感謝の念をもつ。

・気がついたら深呼吸をする。

ここで、こんな風に思ってしまう人が
いるかもしれません。

「そんなことしたからって、どうなるの?」

「そんなことで、本当に自分を変えられるの?」

早く結果が欲しくなると、
どうしてもそう思ってしまいます。

しかし、結果って、すぐに出ないものです。

ここを理解できるかが、実はとても重要なんです。

「結果は早く出ないもの」

だから繰り返し繰り返し、同じことをやります。

ちょっとしたことを、ずっと続けていきます。

なぜなら、そうしないと「結果」って
出ないようになっているんです。

いっそ、結果は横において、
「何事も経験」って捉えた方が、続けられます。

これは私もよく、意識する捉え方です。

繰り返し(継続)で、そこまで深い傷が刻み込まれた。

先ほどそう書きました。

ならば、繰り返し(継続)で、
改めてプラスの要素を深く刻みこめるんです。

繰り返し(継続)には、それほど絶大な力があります。

ですので、ぜひ、自分にプラスになることを
繰り返してインプットして頂きたいと思います。

なぜなら、繰り返し(継続)の影響力は絶大だからです。

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今の自分を変える。

私たちは、このために人生を生きていると思います。

自分が変化、成長していくこと。

人生にとって、これほど大きな
喜びと幸せはないんではないでしょうか?

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自分を変える方法、そのためには・・


こんにちは、鈴木です。

人って、変わることが出来るんでしょうか?

それとも、変わることは出来ないんでしょうか?

あなたはどちらだと思いますか?

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正解をいうと、「ある条件が整うならば」人は変われます。

逆にいうと、その条件が整わなければ、残念ながら変われません。

では、その条件、いったい何だと思いますか?

Tさん(女性35歳)は、職場の人間関係に悩んでいました。

どうしても人に心を開くことができず、
相手との関係を深められないというのです。

そのために、職場でしっかりコミュニケーションが取れず、
仕事でもミスにつながることもしばしば。

それで、転職を繰り返してきたというのです。

何度かカウンセリングに通ううちに、
Tさんはある話をしようと決意します。

それは、中学時代のいじめをうけた経験の話でした。

無視をされ、モノを隠され、そんな状態が2年続いたそうです。

学校には頑張って登校したそうです。

しかし、その頑張りは、結果的に裏目に出ます。

無理をして登校した結果、Tさんの心は傷だらけになります。

いじめを受けると、私たちの心はボロボロになります。

自尊心というものが破壊されてしまうのです。

それ以来、Tさんは自分はダメな人間だと思うようになりました。

いじめの恐ろしいところは、自分は悪くないのに、
自分がダメな人間だから
いじめを受けるのだと思わされてしまうところです。

Tさんも、それ以来ずっと、自分はダメな人間だと思ってきました。

自己否定感がぬぐえず、自分に自信がもてない。

だから、そういう自分を知られたくないと、
人とのコミュニケーションが消極的に。

それが、Tさんが人に心を開けない原因でした。

そこまで話して、Tさんは泣きました。

大きな声で、ずっとずっと泣き続けました。

私にはそれが、Tさんの何十年分の苦しみと悲しみの姿に思えました。

どのくらいの時間が経ったでしょうか。

Tさんは泣き切ったあと、しばらくうつむいたままになります。

時はさらに静かに流れていきました。

次のカウンセリングの冒頭で、Tさんはこう言いました。

「前回、今までないというくらい、泣きました。

でも、全てを話し、思い切り泣いたあと、
不思議と心が軽くなっていました。

なにか、自分の悲しみの全てに、苦しみの全てに、
ずっと寄り添ってもらったような感じがしました」

先日の講演会でもお話ししたことです。

人は、自分の悲しみ、苦しみをわかち合ってもらえたと実感できたとき、
心が動き、冷静になり、困難を克服する行動を起こすと・・・・

泣き続けるTさんを前に、私は黙ってそばにいました。

何もせず、ただただそこに座っていました。

大切なのは、何をするかではありません。

それをどんな気持ちでするのかです。

ただ座って何もしなかったとはいえ、
私はTさんの悲しみ、苦しみを、一緒にわかち合おうとしました。

だから私も苦しくて、悲しくて、やりきれない思いでいました。

でも、この気持ちを深くわかち合いたいと思って、
私はTさんの前に黙ってずっと座っていたのです。

講演会で、これも質問がありました。

鈴木さんは、辛い話をずっと聞いていて、
辛くなることはないのですか?

その悲しみ、苦しみにふれることは、
やはり一人の人間としては辛いことです。

しかし、辛くて聞けなくなるということはありません。

なぜなら、その悲しみ苦しみも、その人そのものだからです。

その悲しみ、苦しみ、怒り、寂しさにこそ、
今のその人が感じられます。

本当のその人にふれられる貴重な瞬間でもあります。

その本当の気持ちをわかち合うことは、
私にとっては、とても尊い時間なんです。

最近、新たにわかったことがあります。

私がなぜ、クライエントの悲しみや苦しみを
まっすぐ受け止めようとできるのか。

それは、その悲しみと苦しみの「意味」が見えてきたからです。

私たちの悲しみや苦しみは、人として成長するための試練です。

それを、頭の理屈だけではなく、
骨身にしみて経験してきました。

だから、悲しみや苦しみを「充分経験した人」は、
立ち上がって前に進むことができるとわかったんです。

Tさんに対しても同様でした。

この悲しみ、苦しみは、必ずTさんを前に歩かせてくれる。

Tさんは必ず立ち直ることができる。

私はカウンセリングの際に、そう確信して向き合います。

そして冒頭の質問の答え。

ある条件が整えば、人は変われると書きましたよね。

その条件とは

「本気で自分を変えたいという強い思い」

です。

いじめの経験なんて、やっぱり話したくはないです。

思い出したくもないんです。

無理に思い出したら、具合が悪くなることもあります。

しかし、Tさんは、いじめの経験を打ち明けるという選択をしました。

どんなにか勇気が要ったことでしょう。

どれほどの決断が必要だったことでしょう。

でも、この苦しい、そして大変な決断をさせたもの。

それは、Tさんの「自分を変えたい」という強い思い。

本気で取り組むのだという覚悟のなせるわざでした。

Tさんはその後、顔つきや言動が徐々に変わっていきました。

口にする言葉は前向きになり、職場での態度も変わり、
仕事もミスが減り、周囲との関係も良くなっていきました。

最後のカウンセリングのとき、
Tさんはこう言いました。

「ほんとうに辛かったですし、ほんとうに苦しかった。
途中でカウンセリングに行くのが嫌になったときもあった。

でも、今は、あの苦しいことがあったから、
ここまで来ることができたと思えます。

苦しかったことに感謝するなんて、
想像もしなかったことだけど・・・」

私はこうした言葉を何度も聞いてきていました。

人が変わるとき、悲しみや苦しみを乗り越えたとき、
同じような証言を何度も聞かせて頂いてきたのです。

「ありがとうございました。」

涙を浮かべておじぎしたTさんの背中を見送りながら、
私は人間の可能性の素晴らしさと
寄り添うことの大切さを、静かにかみしめていました。

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自信が持てない人のための心理学

こんにちは、鈴木です。

「どうやったら自分に自信を持てますか?」

こうしたご相談はとても多いですね。

あなたはいかがでしょう?

自分に自信を失っていたり、失うような経験をしたかもしれません。

しかしこの「どうやったら自信がもてるか」と考えていくと、
実は迷路にはまってしまうことになるんです。

なぜ、この問いかけの方向で考えると、迷路にはまるのでしょうか?

実はこの問いかけの「どうやったら」の部分。

「どうすればいいのか」というこの考え方が、迷路にはまる原因です。

私たちは問題やトラブルに直面すると、
先ず「どうしたらいいのか」と考えがちです。

どうすれば楽になるのだろう?

そうしたら自信がもてるんだろう?

どうすれば子どもが学校に行くのだろう?

どうすれば職場で気持ちよく仕事ができるのだろう・・・・

この問いかけで答えが出ることは少ないんですね。

あなたも経験はないでしょうか?

どうすればいいんだろう・・でも、その方法がわからない・・・・・

その通りです。

どうしたらいいのかと考える前に押さえるべきことがあります。

それは「今、どうなっているのだろう?」ということです。

実際にあなたに何かトラブルや難題が発生したとします。

そのとき、きっとまず最初にあなたはこう考えるはずです。

「どうすればいいんだろう?」

しかし、正しい問いかけはこうです。

「今、どうなっているんだろう?」

今なにが起きているのか?

どういういきさつからトラブルに至ったのか?

問題の真相はどういうことなのか?

こういうところにパッと関心がいかなければ、
トラブルに振り回されるだけです。

今までそういう経験はなかったですか?

問題の全体が見え、真相が明らかになって、
はじめて「どうすればいいんだろう?」を考えられるんです。

つまり、トラブル対処のカギは、
一番最初にあるということですね。

“ものの観方・考え方”のところです。

最初で間違えると、修正が難しくなりますからね。

では、次の問いかけはどうでしょう?

「自分に自信がもてない。どうすれば自信がもてるんだろう。」

この問いかけが間違っていることが、わかりますよね?

ではどういう問いかけにすればいいと思いますか?

これもちょっと考えてみてください。

そうですね、答えはこうです。

「今、どうして自分に自信がもてないのだろう。」

このちょっとした違いが大きな成果の違いになるんです。

自分がどういういきさつで、どんな経緯で
どういう経験から、自信がもてない状態になったのか?

今、それによってどういう事態に陥っているのか?

そこをできるだけ“正確に”知ることが先です。

ここがわかれば、自ずと解決策や解決法が見えてきます。

つまり「どうすればいいか?」が見えてきます。

私たちは問題の渦中に飲み込まれているとき、
その問題の全体を観ることができません。

でも一歩、その問題の外に踏み出してみれば、
問題の全体が見えてきます。

もっとわかりやすくすると、こういうことです。

建物の中にいたら、そこから建物の全体像は見えませんよね。

でも建物の外に一歩出れば、
中からは見えなかった建物の外観も見えてくる。

そしてもっと建物から離れてみたり、
様々な角度から建物を観察していけば、
建物の全体像が見えるようになってきますよね。

問題解決の秘訣もこれと同じことです。

つまりそうやって外に出るための問いかけが
「どうやって」ではなく、「どうして」「どうなって」なのです。

自分に自信をもつためには、
「どうしたら自信が持てるか」の前に、
先ず「どうして自信を失ってしまったのか」を知る。

その後で、どうやったら自信をつけられるのかを考える。

そしてその方法を実行していくというのが王道ですね。

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自分に自信を持つには

こんにちは、鈴木です。

「自分に自信をもつには?」

自分に自信がないと訴えていた人が、自分に自信をつけていく。

そのプロセスを見ていると、実は、共通した歩みがありました。

自信がない人は、すぐに自信を欲しがります。

しかし、カウンセリングなどで少し自分と向き合っていくうちに、
「自信を欲しがっているうちは自信は得られない」と気づきます。

つまり、自信をつけるためには、自信を持ちたいという願望を
一旦脇に置くことが必要になってくるんです。

果たして、これはどういうことなのでしょうか?

自信というのは、自信が欲しいと思うだけでは得られません。

「自分に自信を持とう」と言い聞かせても、本当の意味では得られません。

なぜなら、自信というのは「経験」に裏打ちされたものだからです。

つまり、自信が欲しいという執着を一旦捨て、
目の前のこと、その一つ一つに持てる力を注ぐ。

この繰り返しと積み重ねによって、はじめて自信が得られるわけです。

つまり、自信をつけたいのであれば、自信がつくようなことをする。

自信が持てるような経験を積み重ねていくしかないわけです。

「自信がとにかく早く欲しい」という思いや執着は、
こうした経験に専念することを妨げる要因になってしまうんです。

自信が持てるような経験というのは、大きな成果を出すことでもく、
人から賞賛されるようなことでもありません。

ほんの小さなことでも手を抜かずに最後までやる。

人の見ていないところでも、物事を心を込めてする。

この「姿勢」こそが、自分を信じるきっかけにつながっていくわけです。

私たちは自分の持てる力を使わずに、人のせいにしたり、
中途半端に物事を終わらせたときほど、自分に嫌気がさします。

人はそんな自分自身に、嫌悪感を感じるものではないでしょうか?

大切なことは自信があるかないかではありません。

物事が上手くできるかでもなく、人からの評価でもありません。

大切なことは、自分の力を尽くして挑戦していくことそのものなのです。

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自分に自信を持つにはどうすれば良いのか?

こんにちは、鈴木です。

【自分に自信を持つには・・】

あなたは自分に自信がありますか?

それとも自分に自信がないですか?

私のところの最近の傾向として、
自分に自信がないという相談内容が増えています。

年齢的には20代後半の男女が多いですが、
30代、40代の方もおられます。

多くが「スマホで検索して予約しました」と回答していて、
ここにも時代を感じます。

ただ、ネットや端末の機能は進歩しても、
人間の内面で起きることに大きな変化はないようです。

自分に自信がないと悩む人は、いつの時代にもいます。

さて、ここでちょっと
角度を変えて考えてみましょう。

そもそも、自信というものは、
そんなに必要なものなのでしょうか?

結論からいうと、無いよりはあった方が良いと思います。

自分に自信をもつとは、自分を信じられるともいえます。

自分がなにかできると信じられる方が、
様々なことにチャレンジもし、成果もあがりやすい。

逆に、著しく自信を失うと辛いでしょう。

自分はダメな人間、
何をやっても上手くできない人間だと思ってしまう。

そこから自分を責めはじめ、
自責の念に歯止めがかからない。

こうなると、元気も心の安息も失われ、
最悪「うつ状態」になりかねません。

しかし、もう一度ここで考えてみてください。

自信がなければ生きていけないか?というと・・
そうでもなさそうです。

自分に自信がなくても、
仕事や生活を人並みにこなすことはできそうです。

現に多くの人たちが、自分にそんなに自信がなくても、
しっかりと日々を過ごしています。

では、自分に自信がないままで、
自分の生活を回していくには、何が必要になるでしょうか?

それは「役割意識」「責任感」だと思います。

自分がやるべきこと、任された役割、
それを誠実にこなそうとする。

そういう意識を保つことで、
仕事や生活は成り立つ部分が大きいはずです。

例え思うようにできなくても、
評価がもらえるほどに上手く出来なくてもです。

自分なりにしっかりやろうという意識が、
気づかないところで自分を支えていたりします。

「自分に自信なんかもてないけど、
せめてやるべきことはしっかりやらなきゃ・・」

こういう意識は自分自身をけっこう支えてくれたりします。

自分の役割をしっかりとこなし、その責任を果たす。

そういう意識が自分の生活を引き締めてくれます。

こうした「引締め感」が、心を整えてくれて、
自信はないけど、やっていこう・・となります。

何も大きなことを成し遂げる必要もありません。

時間をしっかり守るとか、お礼、お詫び、
日々のあいさつはちゃんとする。

後片付けを丁寧にするとか、言葉遣いを丁寧にする。

こういう小さな、
すぐにできることからで問題ありません。

こうした小さな積み重ねが、
自分の役割や責任を果たすための力になると思います。

ですから、自分に自信が持てず、
不安や焦りがあっても大丈夫です。

日々の目の前のことを誠実に行うようにしてみるだけで、
何か、心が穏やかさを取り戻していきます。

不安や焦りを感じながらも、
同時に目の前のことは丁寧にやってみる。

自信はないままだけれど、
時間やあいさつ、言葉遣いはきちんとしてみる。

つまり、こうした「引締め感」が
あなたを救ってくれるかもしれません。

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