こんにちは、鈴木です。
以前ブログにも書きましたが、
私はけっこう涙もろい人間です。
ドラマを観ていても、割りとすぐに泣きます(^^;
こう書くと「意外だ」とか「ビックリ」と言われそうです。
私は普段、けっこう冷静で
落ち着いているように見えるらしいです。
でも、実際は悩むこともあれば、
惑うことも、不安を覚えることもあります。
では、カウンセリングではどうか?
ここからが今日の本題です。
カウンセリングでクライエントのお話をお聞きしていると、
心を揺り動かされ、涙腺が緩みそうになることがあります。
「グッ」とこみ上げてきそうになったり、
胸が熱くなったり、引き裂かれそうになったり・・・・
しかし、ドラマを観ている時とは違い、
泣くことはありません。
涙が出る1~2歩手前までで留まります。
感情移入と共感的理解の違いが、ここにあります。
どういうことかを説明するために、
「共感的理解」について考えてみます。
共感的理解を実践するためには、
泣く1~2歩手前まで感情が動くことが大切です。
ここまで感情を動かすためには、
余計な思考やはからいは無用です。
不要な思考が働かない状態にし、
ただただクライエントの経験の世界に没入します。
しかし、泣いてしまってはなりません。
泣きそうになる位、相手の感情を感じながら
一方では、現実検討できる自分も置いておきます。
相手の感情や経験の世界に深く没頭し、
心揺り動かされる自分と、
現実問題を客観的に捉える冷静な自分。
この両者が常に同居した状態を保ち続ける。
これが共感的理解実践の秘訣です。
これらは感覚的なものなので、こうして文章にすると
やや機械的に伝わってしまうかもしれません。
私の師匠はよく
「もっと、心で聴けるようになれ」
「もっと心を動かさなきゃダメだ」
と、よく言っていました。
涙が出そうになるくらい心が動く。
でも、クライエントの人生をしっかりと見据えようとする
もう一人の落ち着いた自分が必要だということです。
そして、自分が共感的理解ができているかどうかはをチェックするには、
最終的には実際の面接をチェックするのが一番です。
録音し、逐語に起こし、
一言半句の解析を「適切に」行うことです。
この繰り返しがやがて、
共感的理解を感覚的にマスターする
いわば最強の方法です。
カウンセリングマインド養成コース(短期集中個別レッスン)
※Skypeコース、対面コースがあります。
追伸:
「誤解されている傾聴スキル8つの真実」
傾聴や共感などのカウンセリングの真実とその勉強法とを
「誤解されている傾聴スキル8つの真実」(56ページのPDF無料レポート)にまとめました。
また、フォローアップとして「臨床カウンセラー養成塾」からメルマガを
あなたのスマホ、タブレット、PCに無料で配信いたします。
ご購読をご希望される方は、下記の登録フォームからご登録頂けます。
以上